「作るのが少し難しい、でも作れたらカッコイイ!」コーヒーリキュール“カルーア”を使って、カクテルを作ってみませんか。お酒は揃えるのが難しいかもしれませんが、カクテルシェーカーはドレッシングシェーカーで代用できるなど、その気になれば作れるカクテルでもあります。
まずは、カルーアにエスプレッソを加えたコーヒー好きのためのカクテルから見ていきましょう。
もっと手軽に作れるカクテルはこちらから
エスプレッソ・マティーニ
カルーアミルクのお洒落なカクテルの代表格と言えば「エスプレッソ・マティーニ」ではないでしょうか。エスプレッソを使ってシェークするのですから、テンションが上がらないわけがありません。
また、カルーア・エスプレッソ・無味無臭のウォッカの3つで作るので、コーヒーらしさを存分に堪能できるのが、エスプレッソ・マティーニの注目ポイントです。いわば、コーヒー尽くめのカクテルなのです。
エスプレッソ・マティーニの作り方
〘準備するもの〙
- カルーア:20ml
- ウォッカ:20ml
- エスプレッソ:20ml
- コーヒー豆
〘レシピ〙
- シェーカーに3つの材料を加えます。
- 氷を入れて強めにシェークします。
- カクテルグラスに注ぎます。
- 最後にコーヒー豆を飾って完成です。
ポイントはシェークする時に強く振ることです。そうすることで、コーヒーがシェケラートのように泡立って、お洒落な見た目に仕上がります。
カルーアエッグノック
エッグノック、もっと身近な名前だとミルクセーキですね。
ミルクと卵にコーヒーというのは王道の組み合わせですから、カルーアで作ってもとても美味しいのです。カルーアミルクより円やかで飲みやすいので、お酒ではなくドルチェ感覚で飲める美味しいカクテルです。
作り方はこちらの記事からご覧ください
マッドスライド:×ベイリーズクリーム
英語では“mudslide”、和訳すると「泥流・地滑り」という意味のカクテルです。
茶色いカルーアにドロッとしたベイリーズクリームの組み合わせは、まさに泥流そのもの。どちらのお酒も滑らかなテイストで飲みやすく、スウィーティーな雰囲気に包みこんでくれます。
マッドスライドの作り方
〘準備するもの〙
- カルーア:20ml
- ウォッカ:20ml
- ベイリーズクリーム:20ml
- 削ったチョコ:適量
〘レシピ〙
- まず3つのお酒をシェークします。
- 次にカクテルグラスに注ぎます。
- 最後に上にチョコレートを掛けて完成です。
≪ポイント≫
写真のように、グラスにチョコレートソースをかけて仕上げると、よりお洒落な見た目を楽しむことができます。
ホワイトサテン:ガリアーノ×クリーム
“White Sateen”とは白い悪魔ではなく、ドレスの生地の「サテン」のことです。ガリアーノ(バニラ風味のハーブリキュール)と生クリームを使うので、その滑らかな風味から名づけられています。
このホワイトサテンは、ブラックルシアンと比べるとマニアックなお酒でシェークするので、レシピは少し難しいです。しかしその作り甲斐のある滑らかなテイストは堪りません。
ホワイトサテンの作り方
〘準備するもの〙
- コーヒーリキュール:20ml
- ガリアーノ:20ml
- 生クリーム:20ml
〘レシピ〙
- シェーカーに3つの材料を加えます
- 氷をシェーカーに入れて、シェークします。
- カクテルグラスに注いで完成です。
アイリッシュルシアン:ギネス×コーラ×ブラックルシアン
ブラックルシアンを最終進化させたようなカクテルがあります。その名も、アイリッシュルシアン。もはやアイルランドなのかロシアなのか解らない名前ですが、2国の名を持つだけでなく、なんとコーラというアメリカンな物まで入ってきます。
アイリッシュルシアンの作り方
〘準備するもの〙
- ウォッカ:45ml
- コーヒーリキュール:45ml
- コーラ:60ml
- ギネススタウト:適量
〘レシピ〙
- タンブラーやビアグラスなど大型のグラスを用意します。
- ウォッカ・コーヒーリキュール・コーラを注いで軽くステア(攪拌)します。
- 最後にギネスでグラスを満たせば完成です。
【アレンジ】コロラド・ブルドック:炭酸水→コーラ
「コロラド・ブルドック」の名に違わず、アメリカらしいコーラを使ったカクテルです。さらにコーラだけでなく生クリームも使うので、半ばスイーツのような感覚で飲めてしまいます。
準備するもの
- カルーア:30ml
- ウォッカ:30ml
- クリーム:30ml(軽めのものがお勧め)
- コーラ :適量
レシピ
- まずグラスに氷を入れます。
- 次にカルーア・ウォッカ・クリームを加えてステア(攪拌)します。
- 最後に炭酸水で満たして完成です。
ちなみに、クリームをステアせずに、手順「3」の後にクリームを浮かべるように仕上げると、お洒落な見た目も楽しむことができます。コツは、直接注がずスプーンや氷をクッションにして、そっと注いであげることです。そうすることで、写真のように生クリームが綺麗に浮いてくれます。
プースカフェ:キレイな層状のカクテル
最後にご紹介するのは、バーで人気のカクテルの一つがプースカフェ。
様々なお酒や飲み物を、比重の差を使って何層も重ねていくカクテルです。そんなプースカフェをコーヒーリキュールで作ってしまいましょう。使うお酒は何でも構いません。ただし、コーヒーリキュールとの相性や比重を考えて選ぶのが成功への近道となります。
コーヒーリキュール×生クリーム
一番手っ取り早く無難なのは、コーヒーリキュールに生クリームを混ぜる方法です。重いコーヒーリキュールと軽い生クリームは、混ぜる量で色と比重に違いが出るため、初心者でも作りやすいのが特徴です。
この大きな比重の差は、混ぜる量を調整することで、二層ではなく何層も作ることができます。そして、出来上がりは茶色から白へのグラデーションの様相を見ることができます。
B52
コーヒーリキュールのプースカフェと言えば、このB52です。
B52とは、コーヒーリキュールにベイリーズクリームとオレンジキュラソーを重ねていくカクテルです。キュラソーは一般家庭では持つことが珍しいお酒のひとつです。そのため、バーで頼んでみるのが一番良いかもしれません。
難しいけど作り甲斐のあるコーヒーカクテル
ここでご紹介したカルーアを使ったコーヒーカクテルは、シェーカーを使ったり何層にも重ねたりと、技術や道具が必要なカクテルばかりです。しかしその一方で、作ることができたらお洒落で見栄えの良いカクテルでもあります。
今回ご紹介したお酒をお持ちなら、ぜひ作ってみてください。