「コーヒー×ブランデー」、大人の飲み物らしさ全開の組み合わせです。そんなブランデーを作ってしまったのが「J. P. Chenet Brandy & Coffee」です。自社製のブランデーにコーヒーと砂糖を混ぜて作った、甘く香るブランデーは夜長のひとときに最高のお酒です。
どんな風味なのか、また、このお酒を使ったアレンジも併せてご紹介していきます。
J. P. Chenetとは
P. Chenetは、フランスのワインやブランデーを製造するメーカーです。比較的安価な「テーブルワイン」がメインで、ブランデーに関しても同じです。そのため、ヘネシーなど高級ブランデーとは異なり、一本1,000円前後~と手軽に入手できる価格帯です。
そのため「ブランデーには手が出しづらい……」なんて方も簡単に購入することができるブランデーなのです。
高貴で甘ったるい風味
香り・味わいともに、想像以上の甘さを強烈に感じることができます。
コーヒーの風味がしますが、ブラックコーヒーの大人な雰囲気ではありません。むしろ、コーヒーシロップに近い印象です。また、ブランデー自体が軽やかな甘口で、とても飲みやすいです。
ブランデーというと「渋い大人の飲み物」のイメージが強いかもしれません。しかし、このコーヒーブランデーは甘くてトロンとしており、スイーツに近い感覚で飲めてしまいます。大人の飲み物というより「高貴な姫君」という言葉が似合いそうです。
ただし、飲みやすいといえども、やはりブランデー。コーヒーと割ったとはいえ、度数が28度とお酒の中では比較的高いので、飲みすぎにはご留意ください。
コーヒーブランデーのアレンジ
カフェ・ロワイヤル
ブランデーを使ったコーヒーと言えば、「カフェ・ロワイヤル」でしょう。
作り方はこちらの記事を参考にしてみてください。ただ、このコーヒーブランデーは一般的なブランデーより度数が低いので、ブランデーやスプーンを少し温めてあげると、着火しやすくなります。
サルマ
ホットコーヒーのカフェ・ロワイヤルに対して、アイスコーヒーを飲みたい時にオススメのアレンジが「サルマ」です。ブランデーの気品だけでなく、砂糖を使ったスノースタイルのグラスもお洒落な一杯です。
こちらも、ブランデーをコーヒーブランデーに変えるだけで作れます。
ニコラシカ
口の中でカクテルを作ることで有名な「ニコラシカ」。実はレシピのオプションで、砂糖と一緒にインスタントコーヒーの粉を加えることがあるのです。そんなニコラシカ、一層のことコーヒーブランデーで作ってみるのも面白いレシピです。
ニコラシカの作り方
- リキュールグラス
- コーヒーブランデー:30ml
- レモンスライス(少し厚め):1枚
- 砂糖:適量(コーヒーブランデー自体が甘いので、少なめでもOK)
作り方は、上記の材料を写真のように、グラスの上にレモン・砂糖を乗せるだけで完成です。
そして面白いのが、ニコラシカの飲み方です。
- まず、レモンで砂糖を包むように折り畳みます。
- 次に、そのレモンを口に入れて噛みます。
- そして、砂糖とレモンの風味が広がったところで、ブランデーを流し込んで、口内でカクテルを作ります。
コーヒーブランデーの甘くトロンとした風味に、レモンと砂糖の甘酸っぱさが響いて、これまた不思議と美味しいカクテルになります。少し変わったカクテルですが、それもまた楽しみの一つです。
コーヒー・アレキサンダー
ブランデーを使った「アレキサンダー」、カカオリキュールと生クリームで飲みやすく、女性に人気のカクテルです。そのブランデーをコーヒーブランデーで作ると、これまた美味しいのです。
コーヒー・アレキサンダーの作り方
- カクテルグラス
- コーヒーブランデー:30ml
- クレーム・ド・カカオ:15ml
- 生クリーム:15ml
これらをシェークして注げば出来上がりです。お好みでナツメグを少し振りかけても良いでしょう。コーヒーとクレーム・ド・カカオの相性が織りなす、甘く香るカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか?
コーヒーブランデーで甘美な時間
J.P. CHENET Brandy&Coffeeは、甘いコーヒーにブランデーの豊かな香りが病みつきになるお酒です。何と言ってもブランデーという大人の印象を持たれがちなお酒なのに、甘くて飲みやすく仕上がっているというギャップには驚かされます。
そのままストレートで楽しむも良し、カクテルで飲むのも良し、いろいろな方法で飲んで楽しんでみてください。
J.P. CHENET BRANDY & COFFEEの情報
- 製造者 :P.CHENET
- 生産国 :フランス
- 公式Web:http://www.jpchenet.com/ (英・仏・西)
- 度数 :28%
- 内容量 :500ml