オーストリアのウィーンで飲まれていたことからその名がついた「ウィンナーコーヒー」。どのようなコーヒーかご存知ですか?ここではウィンナーコーヒーの特徴と、飲むのにおすすめのシチュエーションをご紹介します。
ウィンナーコーヒーとは
日本でウィンナーコーヒーと呼ばれているのは、砂糖の上に濃い目のドリップコーヒーを注ぎ、たくさんの生クリームをのせたものです。本場ウィーンではドリップではなくエスプレッソがベースとなっており、カフェで運ばれてくるものには水が付いてくるそうです。
実は、ウィーンには「ウィンナーコーヒー」と呼ばれるコーヒーは存在せず、生クリームののったコーヒーにも様々な種類があり、その飲み方は20種類とも40種類とも言われています。
ウィンナーコーヒーの楽しみ方をいくつか考えてみましょう。
味の変化を楽しみたい時
ウィンナーコーヒーは、3層の構造を持っているため、1杯で3つの味を楽しむことができるコーヒーです。生クリーム、苦めな中層・カップ底に溜まっている砂糖を含んだ甘いコーヒーと、別々の味わいを楽しんでみてください。
基本的には混ぜずに飲むのが一般的ですが、一つの味に飽きたらちょっとずつ混ぜて、徐々に味の変化をつけていくというのも面白い飲み方かもしれません。
スイーツ感覚で楽しみたい時
上にのっている生クリームをそのまま食べれば、後に残るのはコーヒーのみ。別々に楽しむことで、スイーツを頼まなくても甘いモノを食べているような気分になれるのもウィンナーコーヒーにしかない楽しみ方です。
のんびりとコーヒーを飲みたい時に
ウィンナーコーヒーはクリームを上層に重ねた構造のため、かき混ぜたりクリームを先に食べてしまったりしない限り、基本的には冷めにくい特性を持っています。
ゆっくりと読書をしながらのコーヒータイム、時間に余裕があるときのカフェでなど、のんびりとした時間を過ごしたいときに非常におすすめです。
エレガントなカップでおしゃれに楽しむ
生クリームを乗せたウィンナーコーヒーは、その見た目の華やかさも特徴的です。そのため、銀盤のトレーや金縁の模様をこしらえた高級感のあるカップとの相性がとても良いです。さらにアレンジを加え、シナモンを振りかけてみたりミントを添えてみたり、ちょっぴりエレガントな演出を加えて楽しむことができます。
生クリームの特性を生かした飲み方を探してみよう
ウィンナーコーヒーと他のコーヒーの違いは、言わずもがなコーヒーの上に乗せた生クリーム。オシャレな演出を加え優雅な時間を過ごすのもよし、“冷めない特性”を生かしてのんびりとしたコーヒータイムを過ごすもよし、ウィンなーコーヒーならではの特性を生かした飲み方を探してみましょう。