コン・レーチェはスペインで広く飲まれているコーヒーで、日本では「ハニー・ミルクラテ」と呼ばれているハチミツの入ったカフェラテのことを言います。味の特徴からコン・レーチェのおすすめのシーン、ご紹介します。
日本で飲まれているのは「ハニー」コン・レーチェ
実は、本場スペインでのコン・レーチェはハチミツが入っていません。コーヒーとミルクが5:5で入ったラテのことをコン・レーチェと呼んでおり、日本で言うコン・レーチェはスペインにおいて「ハニー・コン・レーチェ」と呼ばれています。
ハニー・ラテ、ハニー・ミルクラテというネーミングでも親しまれているこのコーヒーは基本的にエスプレッソで作られますが、日本ではドリップコーヒーを使うことが多いです。
寝る前の一杯におすすめ
コーヒーはリラックス効果が高いため、夜寝る前に飲みたいという方も多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーに含まれているカフェインの影響で覚醒してしまい、睡眠の質を下げてしまう可能性があります。
そんな時におすすめしたいのが、このコン・レーチェ。ミルク成分とハチミツが含まれていることによって、物理的にコーヒーの量を減らしカフェイン摂取を控えることができます。
ミルクとハチミツの効果
それに加え、ハチミツとミルクには疲労回復・ストレス解消といった効果があると言われています。ストレス・疲れを取るために必要な「セロトニン」を生成する必須アミノ酸が多く含まれているミルク。そのミルクと同時に、ブドウ糖が含まれたハチミツを同時に摂取することで、必須アミノ酸を体内に多く吸収してくれるのです。
快眠を求めるのであればカフェインは摂取しないのが一番ですが、どうしてもコーヒーを飲みたい時はハチミツ、ミルクを用いてコン・レーチェを作ってみてはいかがでしょうか。
ダイエットに向いている?
コン・レーチェに含まれているハチミツはダイエットに向いた食品であることでも知られています。ハチミツは砂糖と主成分が似ている食品で、主成分は糖分のため、砂糖・ハチミツともに一定量のカロリーが含まれています。この2つの食品を同じ量で比べてみると、ハチミツの方が圧倒的にカロリーが高いと言われています。
この話だけ聞くと「ハチミツのほうが太りやすいじゃないか!」と思うかもしれませんが、実はハチミツのほうが“甘さを感じやすい”のです。例えば、砂糖大さじ1杯分の甘さがほしい時に、ハチミツを使えばそれよりも少ない量で同じくらいの甘さを感じることができます。
ハチミツは砂糖の3倍甘く感じる
一説によると、砂糖3杯分の甘さはハチミツ1杯分と同等の甘さを感じるそうです。そのため、実質的に口にする量が減り、ダイエット効果に繋がるというわけです。普段甘いカフェラテを好んで飲んでいる方も、ダイエット効果を狙うのであればコン・レーチェにしてみると良いかもしれませんね。
不眠症解消やダイエットに効果のあるコン・レーチェ
コン・レーチェは端的に言うと、ハチミツを使った甘いカフェオレのことです。リラックス効果の高いコーヒーに、健康志向のハチミツ、ほっとさせてくれるミルクを入れて飲みます。寝る前や糖分が気になる方にとって、コーヒーに優しさをプラスしたようなアレンジが「コン・レーチェ」なのです。