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自分に合うコーヒー豆の選び方

自分に合うコーヒー豆の選び方

コーヒー豆を購入するとき、どういった選び方をしていますか。コーヒーの味は本来多様で、抽出方法から目的に至るまで考慮しなければ、美味しいコーヒーを飲むのは難しいです。自分に合うコーヒーの選び方の参考として、これからお話しする内容を活用していただければ幸いです。

① どんな時に飲むのかイメージしてみよう

自分に合うコーヒー豆の選び方_シチュエーション

コーヒーを飲むシチュエーションは十人十色、人それぞれです。気分転換したい時や落ち着きたい時、眠気覚ましのために等、人それぞれ何らかの「コーヒーを飲むシーン」は決まっているのではないでしょうか。コーヒーの味は様々なため、目的に合ったコーヒー豆を選ぶことで、よりコーヒーとしての役割を果たしてくれます。
以下にシチュエーションとそれに合うコーヒー豆の例をいくつか載せましたので、参考にしてみてください。

おすすめのコーヒーシチュエーション

※あくまで参考であり、個人の好みによる違いがあります。

  • ホッとしたい時
    コクや甘みがある豆。中深煎り~深煎り。
  • 物思いに耽りたい時
    滑らかで重みと奥深さのある豆。中深煎り~深煎り。
  • 和やかに過ごしたい時
    甘みがあり軽やかな豆。中煎り~中深煎り。
  • 気分転換したい時
    華やかで酸味のある豆。浅煎り~中深煎り。
  • 昼のコーヒーブレイク
    酸味がありジューシーな豆。
  • 眠気ざまし
    苦みが強くストロングな豆。深煎り。
    カフェインの多い浅煎り。

② 自分の好みの味を探してみよう

自分に合うコーヒー豆の選び方_コーヒー

どんな時にコーヒーを飲むのかイメージしたら、次は自分の好みの味を考えてみましょう。
例えば「リフレッシュしたいけど酸味が苦手」という方は、酸味が弱めで味のバランスの取れたコーヒー豆を選ぶのも良いでしょう。あるいは「苦すぎるのはちょっと…」という方は、カフェオレにする前提でコーヒー豆を選んでみる等、自分の嗜好を考えてみることです。

おすすめの自分好みのコーヒー豆の見つけ方

  • 酸味が苦手
    バランスのとれた豆を選ぶ。もしくは深めの焙煎にする。
  • 苦味が苦手
    カフェオレで飲む前提で豆を選ぶ。浅めの焙煎にする。
  • 重みが苦手
    コクのある豆や深煎りを避ける。軽やかな味の豆がオススメ。
  • 飲みごたえ重視
    フルボディの豆を深煎りにする。

③ 抽出方法による味の変化を知ろう

自分に合うコーヒー豆の選び方_器具

最後に、どんな抽出方法でコーヒーを飲むのか考えてみましょう。ペーパードリップとフレンチプレスでは抽出されるコーヒー豆の濃さや味の特徴が全く違います。
そのため、抽出方法も考慮しなければ「イメージとちょっと違う…」なんてことも起こりえます。

抽出方法と味の関係(ペーパードリップを基準とした場合)

  • フレンチプレス
    あっさりとして軽やか。
  • ネルドリップ
    ペーパードリップよりまろやかに仕上がる。
  • サイフォン
    豆の味が素直に出やすい。

コーヒー豆が限定される抽出方法

  • ウォータードリップ
    通常、フルシティロースト以上。
  • モカ・エキスプレス
    一般的にはシティロースト以上が多い。
  • ベトナムコーヒー
    ロブスタ種など苦みのあるコーヒーが前提。

④コーヒーのプロ(店員)に聞いてみよう

同じコーヒー豆でも、販売している店によって違いはあります。例えば、焙煎度合いによる違い、収穫した年による違いです。そのため、コーヒーのプロである店員さんに、コーヒー豆の特徴について尋ねてみるのも良いかもしれません。プロの方でしたら、収穫年の特徴や詳細な特徴まで詳しく説明してくれます。
また、初めてコーヒー豆を購入するという方は、店員さんと相談して決めるようにしましょう。店員さんは陳列しているコーヒー豆すべてを知っているわけですので、抽出方法や好み、予算に合わせてコーヒー豆を選んでくれます。

自分に合うコーヒー豆の選び方 まとめ

コーヒー豆のお話ですが、今回は銘柄ではなく「選び方」というところに焦点を当ててお話しさせていただきました。
コーヒー豆は数百種類に及ぶほど普及しており、当然ながら味の感じ方は人それぞれです。自分に合うコーヒー豆は、実際に飲んでみないとわからない場合が多いです。
今回の話を参考にある程度コーヒー豆を絞りこんだら、次は自分で飲んで探してみるのがオススメです。ぜひ自分のイチオシコーヒー豆を探してみてください。
コーヒー本来の楽しみ方は「自分に合ったコーヒー豆選び」からなのですから。

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。