最近では、ドリップコーヒーを淹れる方も増えているようです。お店でもドリップする器具をよく見かけるので、安易に手に入るというのも理由かもしれません。
ドリップコーヒーの良いところは、特別な技術がなくても手軽においしいコーヒーを入れることができるところです。今回はメリタやカリタなどで知られる扇型のドリッパー(ペーパードリップ式フィルター)を使用した淹れ方をご紹介します。
扇型ドリッパーの淹れ方
- お湯を沸かします。
お湯の適温は95~98℃です。沸騰したお湯を使うと苦味やえぐみが出てしまいます。沸騰した後に少し置くといいでしょう。 - コーヒー豆を挽きます。
コーヒー豆は粉にすると一気に酸化が進み風味が落ちます。コーヒーを淹れる直前に豆を挽くのがおすすめです。あらかじめ粉の状態のものは淹れる直前に袋から出しましょう。 - ペーパーフィルターの重ね目(底と脇)を交互に折り曲げて、ドリッパーにセットします。
セットしたのち、一度お湯を注ぎます。紙のにおいがコーヒーに移るのを防ぐためです。 - 豆の2倍の量のお湯をゆっくりと注ぎ、45秒ほど待ちます。
豆が膨らんできたら蒸らされている状態です。これは、おいしいコーヒーを淹れるポイントになります。扇型のドリッパーの種類は、1つ穴や3つ穴などがあります。
中でも1つ穴のドリッパーは、抽出液が落ちる速度が調整されるので味が安定します。いつでも自分の好みに合ったコーヒーを楽しむことができますね。 - 膨らみが沈んできたら、残りのお湯をゆっくりと淹れていきます。
一定のスピードで「の」の字を書くようにするといいでしょう。このとき、あまり端のほうからお湯を注がないように注意してください。味の薄いコーヒーになってしまいます。お湯を注ぐタイミングは「泡が切れないうちに」です。 - コーヒーがポタポタと流れてきたら出来上がり。
コーヒを淹れ終わるまで2分半〜3分くらいです。インスタントコーヒーなどに比べ、香り豊かですっきりした味わいを楽しめるドリップコーヒー。朝の目覚めの一杯や、リラックスしたいときなどに最適です。
アロマ効果もあるので、飲んだ後の作業が効率良く進みますね。ぜひお試しください。