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HOT&COLD!コーヒーとアイスクリームのペアリング

HOT&COLD!コーヒーとアイスクリームのペアリング

コーヒーとアイスクリームについて考えてみました!今回は、ホットコーヒーとアイスのちょっとしたエピソードと、コーヒー×アイスクリームのオススメの組み合わせをご紹介していきます。

ホットコーヒーにアイスクリームを

コーヒー×アイス_カフェカウンター

「ドリップちょうだい。それから、バニラアイス一緒に。」バリスタとして働いていた時の、常連のお客様。決まった曜日、決まった時間に決まったオーダーをする年配の男性でした。

最初のうちは、別々の器で提供していたのですが、ある時の事です。「ねぇ、これって、コーヒーにアイス浮かべられないの?」とレジで声をかけられました。アイスコーヒーにアイスクリームを浮かべる方は沢山いました。コーヒーフロートです。

しかし、ホットコーヒーにアイスを浮かべたら…。アイスコーヒーならフロートに出来ることも伝えたのですが、その方の要望は、あくまでも『ホットコーヒーにアイスクリーム』でした。

「溶けてしまいますが宜しいでしょうか」「うん、いいの。僕はそうやって飲みたいの。」そんなやり取りの後、マグカップの熱いコーヒーにバニラアイスが1玉浮かびました。見る見るうちにアイスが溶けて、あっという間にミルク入りコーヒーのようになっていきます。心配になった私は、お帰りの際、その方に声を掛けました。

コーヒー_アイスクリーム_アフォガード

お話を聞くうちに、なるほど、と思ったのです。その方のお話だと、仕事の休憩中に店に来ていてくれたのだそうですが、ホットコーヒーは飲みたいけど、そのままだと熱いし、氷を入れると薄まってしまうし、ポーションミルクだと一個入れたくらいでは冷めるには時間がかかる…と言うことで、店で提供しているアイスを一緒に食べていたのだそうです。

が、ある時ふと思ったのだそうです。「アイスを浮かべれば、氷の代わりになるし、薄まらないし、ミルクも入るじゃないか。何より、ホイップ程くどくない。」そして、それからはアイスをコーヒーに直接浮かべて召し上がっていたのだそうです。

コーヒーの飲み方に決まりなんてない

コーヒー×アイス_色々な飲み方

ヨーロッパはオーストリア発祥のウィンナーコーヒーも、ドイツのアインシュペンナーも寒い時期の温かいコーヒーをなるべく長く温めておくために生まれた飲み方でした。

それをまさか、冷まして飲もうと思ってアイスクリームを入れるなんて思いもしなかった私でしたが。好奇心には勝てずにチャレンジしてみたのです。すると…美味しい。しかも、別の日に、別のコーヒーに違うアイスを浮かべてみたら…更に美味しい。

アフォガートにもエスプレッソを掛けるし、それのコーヒーが多いバージョンか…などと考えながら色々な組み合わせを考えていました。

ホットコーヒー×アイスクリーム3選

コーヒー×アイス_ショーケース

色々試していたのですが、中にはちょっと失敗かな?と言う組み合わせもありました。が、美味しい!と感じたものの中から3つ、コーヒー×アイスのフレーバーの組み合わせをご紹介します。

ブレンドコーヒー×バニラアイス

これは、産地と言うよりは焙煎具合ですね。なるべく深煎りのブレンドコーヒーが合います。前項で書いてある通りなのですが、まさしくミルクコーヒーの味わいです。優しいバニラの香りにホッとします。

グァテマラ×チョコアイス

チョコと相性の良いグァテマラにチョコアイスは鉄板です。ほんのりカフェモカ風と言えます。チョコチップ入りのチョコアイスを使えば、さらに贅沢な味わいです。あればですが、チョコソースを掛ければ、さらにチョコ感アップです。

エチオピア×ストロベリーアイス

もともとフルーティーなエチオピア産の豆に、ストロベリーの甘酸っぱさがプラスされます。もともと、香り自体がストロベリーに近いものもあるので、気になる方は是非組み合わせてみてください!

HOT&COLD!コーヒーとアイスクリームのペアリング まとめ

コーヒー×アイス_まとめ

ホットコーヒーとアイスクリームのペアリングはいかがでしたでしょうか。お気づきの方もいらっしゃるとは思うのですが、コーヒーにアイスを浮かべると、アイスの量にもよりますが、かなりぬるくなってしまいます。

熱いコーヒーが一番!と言う方は一度に浮かべるアイスの量を減らすか、別々の器でお召し上がりください。もちろん、季節問わず、コーヒーフロートを楽しむ時の参考にもしてくださいね!好きなアイスとコーヒーの組み合わせにトライしてみるのもお忘れなく。

それでは、楽しくて美味しいコーヒータイムをお過ごしください。

基本のレシピ

  • ホットコーヒー:200ml
  • アイスクリーム:50g

コーヒーの量が多いと、アイスを入れた時に溢れやすくなります。カップの大きさに合わせて調節してください。また、熱いコーヒーの取り扱いには十分にご注意くださいね。

About the Author

濱道あれ

コーヒー好きが高じてバリスタとして勤務した経験あり。カウンター業務の傍らスクールの講師として活動していた。コーヒーは本格的な物からインスタントまで何でもござれ。 コーヒーとフードのペアリングが得意。 日課はジョギングの前のアイスコーヒー。趣味はコーヒー研究、ゴルフ、ヨガ、料理。