夜、あなたはいつも何時にコーヒーを飲んでいますか。コーヒーには覚醒作用のあるカフェインが含まれているので、夜飲む時は時間に気をつけている方も多いのでは?今回はコーヒーの効果や飲むタイミングとともに、コーヒーを飲むのは夜何時までなら大丈夫か見ていきましょう。
コーヒーの効果について
コーヒーには脳の活性化・覚醒作用・アンチエイジング効果・脂肪燃焼を促進する作用があり、香りにはリラックス効果があることで知られています。
コーヒーの効果があらわれるのは、コーヒーを飲んでから約30分後。その後40分から50分頃が効果のピークだといわれています。これらの効果を上手に得るためには、コーヒーの飲むタイミングが重要となります。
コーヒーを飲むタイミング
コーヒーを飲むおすすめのタイミングをコーヒーの効果別に見ていきましょう。また、コーヒーの温度も関係しており、アイスコーヒーの場合は効果が現れるのは倍の時間(1〜2時間)かかります。
- 脳の活性化
仕事や読書など「集中力を高めたい時」は、30分ほど前にコーヒーを飲むのがおすすめです。 - 覚醒作用
眠気を吹き飛ばしたい時も同様に、30分後を目安に飲むのがおすすめです。 - アンチエイジング効果
食事の前後1時間をさけ、1日1,2杯飲むのがおすすめです。 - 脂肪燃焼効果
運動をする30分ほど前にコーヒーを飲むのがおすすめです。
コーヒーを飲む時に注意すること
コーヒーの効果があらわれるのは一貫して飲んでから30分前後ですが(ホットの場合)、コーヒーに含まれるカフェインが体外に排出されるには個人差があり、5~7時間ほどかかるといわれています。脳を活性化させたい時や覚醒作用を得たい時が、睡眠時間に近いと睡眠を妨げる事になるので注意が必要です。
また、食前食後などにコーヒーを飲むと、ビタミンCや鉄分の吸収を妨げることがあるので、肌荒れや貧血の原因になる場合があります。1日の自分のスケジュールをよく把握した上でコーヒーを飲むタイミングを決めるのがおすすめです。
コーヒーは基本的に睡眠前は飲まない方がよい
コーヒーを夜、特に寝る前に飲むことで、睡眠の質が下がり体調不良につながる可能性があります。夜に勉強や仕事などで集中したい時、効果的にカフェインを摂りたいからとタイミングを誤ってしまうのは危険です。
睡眠不足が原因で胃腸が荒れてしまうと、コーヒーそのものを楽しめなくなるほか、肌荒れなどの悪影響が出てしまうケースは少なくありません。そのため、コーヒーはカフェインの効果が薄まってくる「就寝時間の5~8時間前まで」に飲むよう意識しておくべきです。
夕方以降に飲むならデカフェで
「就寝時間を逆算するのが面倒…」という方は、15時以降は通常のコーヒーをやめてカフェインレスコーヒーにするとよいです。カフェインレスコーヒーにもカフェインが数%含まれてはいますが、通常のコーヒーを飲むよりもカフェインの摂取量が抑えられるので、睡眠に影響が出にくいといわれています。
とはいえ、カフェインレスコーヒーであっても、カフェイン耐性の低い方には影響が出てしまう場合もあるため、自分の体調と相談して飲むことが大前提となります。
コーヒーを飲むのは就寝の5〜8時間前まで!
結論、コーヒーを飲むのは就寝の5~8時間前までにしましょう。コーヒーに含まれるカフェインは、飲んでから体外に排出されるまで5~7時間かかるといわれているので、カフェインが抜けた頃であれば睡眠に影響がないと考えられています。
15時以降や夜お茶をする時などは、カフェイン含有量が少ないカフェインレスコーヒーにすることで、カフェインの作用を気にせず楽しむことができます。ただし、カフェインレスコーヒーにも胃液の働きを活発にする「クロロゲン酸」が含まれているため、食事の前後1時間は避けて飲むのがおすすめです。
普段あまりコーヒーを飲む時間を気にしたことがなかったという方も、是非この方法を試し、生活に支障のない快適なコーヒーライフを楽しむよう心がけてみましょう