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低脂肪乳×カフェオレの関係とおすすめの飲み方

低脂肪乳×カフェオレの関係とおすすめの飲み方

カフェオレというと、どのようなイメージでしょうか?

どこかで「濃厚な牛乳は美味しくて、低脂肪乳は美味しくない」という先入観に囚われていないでしょうか?実はそうでもなく、シチュエーションによっては、低脂肪乳の方が美味しく飲めることもあるのです。

そこで低脂肪乳のメリットと上手な使い方を、ご紹介させていただきたいと思います。

低脂肪乳と、そのメリット

低脂肪乳は名前の通り、乳脂肪分が低い点が特徴です。この乳脂肪分は、ミルクの風味の濃さを左右する大きなポイントです。そのため低脂肪乳は軽やかな味わいなのです。

そしてこの軽やかなテイストこそが、様々なメリットをもたらしてくれるのです。

重くなく飲みやすい

低脂肪乳の最も大きなメリットが、重みがないことです。

軽やかなテイストは、重いものを避けたい寝起きやリフレッシュしたいときにオススメです。また食後など胃もたれが気になるときも、牛乳を用いたカフェオレより、飲みやすく仕上がります。

後ほど詳しくお話ししますが、明るいテイストのコーヒーを用いると、スッキリ飲みやすいカフェオレに仕上がります。

コーヒーの風味が残りやすい

この低脂肪乳の軽やかなテイストは、コーヒーに一つのメリットをもたらします。それはコーヒーの個性を完全に消さず、ある程度残してくれることです。

強い酸味を持つコーヒーに低脂肪乳を加えると、まろやかながらも酸味を残したカフェオレに仕上がります。またコーヒーによっては、スパイシーさなども残ります。

低脂肪乳のデメリット

低脂肪乳はメリットもある反面、デメリットも抱えています。予想のつく方も多いとは思いますが、今一度確認しておきましょう。

まろやかさに欠ける

低脂肪乳は牛乳と異なり、まろやかさに関しては劣っています。これは先に話したスッキリした味の裏返しです。強い風味を持つコーヒーに対しては、低脂肪乳が負けてしまって、カフェオレらしさに欠けてしまうのです。

低脂肪乳でカフェオレを作る際は、コーヒーのテイストを考慮する必要があります。

泡立ちやすいけど、荒くなる

低脂肪乳は通常の牛乳より泡立ちが良いことをご存知でしょうか?

しかしその泡は、カプチーノに見られるキメ細かいフォームドミルクとは異なります。乳脂肪分が低いため、大きなブクブクとした泡になってしまいがちです。そのため低脂肪乳を使うと、理想と違うカプチーノが出来上がってしまうことがあります。

フォームドミルクには牛乳がオススメです。

濃いコーヒーとの相性

《今回の豆と器具》

  • コーヒー豆:エメラルドマウンテン(フレンチロースト)
  • 抽出器具 :モカエキスプレス

重みのなく丸いカフェオレに

乳脂肪分が低いため、重みがなく丸みを帯びたカフェオレに仕上がります。低脂肪乳のスッキリさとコーヒーの濃さが、中和されて飲みやすいテイストになっており、胃もたれすることがなさそうです。

その反面、コーヒーの奥深さという点では、物足りなさを感じざるを得ません。そのためコーヒーのコクを引き立てたいという方は、低脂肪乳ではなく牛乳を用いた方が良いでしょう。

深煎り×低脂肪乳

イタリアンローストなど極めて深い焙煎は、低脂肪乳を用いることにより、ほのかな苦みやスモーキーさの残余を感じるカフェオレに仕上がります。これは低脂肪乳だからこその賜物で、コーヒーの風味を完全に消さないためです。

深煎りというと濃厚なミルクを思い浮かべがちですが、意外とオススメの方法です。特にクリアな苦みを持つ深煎りの豆の場合は、美味しく戴くことができます。

穏やかなコーヒーとの相性

《今回の豆と器具》

  • コーヒー豆:ニカラグア・ペラルタ農園(ハイロースト)
  • 抽出器具 :ペーパードリップ

穏やかなテイストのコーヒーに低脂肪乳を加えると、かなり飲みやすいカフェオレに仕上がります。特にハニーコーヒー(パルプドナチュラル)など甘味のあるコーヒーはその傾向を強く感じます。

ちょっと気分的に落ち着きたいなという時に、良さそうなカフェオレです。

ミルクは少し多めでも良いかも

低脂肪乳は重みがないため、ミルクを多めに注いでもスッキリした飲みやすさがあります。さらにコーヒーらしさ(苦みやコクなど)も中和されるため、低脂肪乳は少し多めに注いでも良いかもしれません。

明るいコーヒーとの相性

《今回の豆と器具》

  • コーヒー豆:イルガチェフェ・ナチュラル(ミディアムロースト)
  • 抽出器具 :フレンチプレス

イルガチェフェなど明るいテイストのコーヒーとの相性が優れている点は、他のミルクとは異なる低脂肪乳ならではのメリットです。

カフェオレというと、まったりしたテイストのものを想像しがちです。しかし低脂肪乳は重みがないため、コーヒーの明るさを保ったままカフェオレを作ることができます。そのため明るい酸味がするカフェオレなど、面白いアレンジを可能にしてくれます。

力強い酸味のコーヒーは難しい

酸味のあるカフェオレというのも面白いのですが、まろやかなミルクと刺激的な酸味は、本来的に相反する存在です。そのため風味のバランスを取ることが、どうしても難しいのです。

例えばイルガチェフェなど明るい酸味がするコーヒーは、軽やかな低脂肪乳とマッチするため、比較的美味しく仕上がります。しかし力強い酸味のコーヒーとなると、低脂肪乳が負けてバランスが崩れるため、美味しく仕上げるのが非常に難しくなります。

低脂肪乳を用いたアレンジ

一気飲みのアイスカフェオレ

夏場になると、キンキンに冷やしたアイスコーヒーを、一気飲みしたくなる時ってありませんか?そんな時に低脂肪乳を用いたアイスカフェオレがオススメです。

一気飲みしようとするときに重要な点が、ゴクゴク飲める軽やかさです。その点で、独特のコクを持つ牛乳は、軽やかとは言いづらい部分があります。しかし低脂肪乳は軽やかなため、一気飲みしやすいのです。

ゆったりしたカフェオレには牛乳が適していますが、「一気飲みしたい!」という時には。低脂肪乳も一つの選択肢です。

スパイスとの組み合わせ

スターバックスなどでシナモンを見かけるように、コーヒーにスパイスを入れることがあります。代表的なものだとシナモンの他に、カルダモンやジンジャーがあります。

これらのスパイスが低脂肪乳とどう関係するのかというと、カフェオレにスパイスを入れるとき、マイルドさがスパイシーさを遮ることがあります。しかし軽やかな低脂肪乳だと、スパイシーさが残りやすいのです。

特にカルダモンなど爽やかなテイストのスパイスは、低脂肪乳の方が上手く引き立ててくれます。

低脂肪乳は「軽やか」がポイント

ここまで低脂肪乳の特徴とコーヒーとの関係についてみてきましたが、どの項目でもポイントとなるのは、「軽やか」ということです。これが低脂肪乳のメリットでもありデメリットでもあります。

一般的に低脂肪乳は、牛乳に劣る飲み物というイメージが強いでしょう。しかし使い方次第で、メリットにもなることを知っておくと、バラエティが広がります。

低脂肪乳を活用してみてはいかがでしょうか?

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。