コーヒーの専門用語について紹介していく当コラム。今回は、引き続き「な行」のコーヒー用語について見ていきます。
認証コーヒー
一定の評価基準(査定)に基づいて栽培・生産・輸出されたコーヒーを「認証コーヒー」と言います。現在日本に入ってきている認証コーヒーとしては、「バードフレンドリー」「有機栽培コーヒー」「レインフォレスト・アライアンス」「フェアトレード」等が挙げられます。
布ドリップ
「布ドリップ(ネルドリップ)」は、ドリップ方式の元祖とも言える抽出方法です。フランネルという布製のフィルターを用いてコーヒーをお湯で濾過するこのドリップ方式は、18世紀頃に開発され“煮る”ことで抽出していたコーヒー文化を変えるきっかけとなりました。
熱風型焙煎機
焙煎に使われる機械の一種。ドラムの外から熱を加えて豆を煎る“直火型”とは異なり、熱風型はバーナーで熱した風を送る構造になっています。そのため直火型の“焙煎ムラが出てしまう”リスクに対し、熱風型は“ムラなく均一に焙煎できる”ことに加え、短時間で仕上げることが可能となっています。
ノーズ
「ノーズ(Nose)」とは、鼻で感じるコーヒーの後味のことです。コーヒーを口に含んだ後、蒸気として鼻に移動するアロマやテイストのことを指します。
ノンカフェイン
カフェインを含んでいない状態のものをノンカフェインといいます。また、カフェインレスやデカフェは“カフェインを多少含んでいるモノ”のため、ノンカフェインとは意味が異なってくるので注意です。
ノンリニアプロセス制御システム
「ノンリニアプロセス制御システム(Non-Linear Process Control System)」とは、焙煎を行なう際の制御システムのことを意味します。焙煎の進み具合を数学的な関数を用いて可視化することにより制御します。これによって、豆に適した正確な焙煎ができるのです。