コーヒーをもっと趣味に

COFFEEHOUSE NISHIYA

COFFEEHOUSE NISHIYA

避騒地で味わえる平穏と、広がる探求心

星の数ほどコーヒーショップがある東京。僭越ながらこちらでお店を寄稿する機会を頂いているからか、「オススメのお店は?」と聞かれることがしばしばあります。

もちろん寄稿しているお店にはそれぞれ個性があり、物語があり、素晴らしいお店ばかりなのですが、少なくとも渋谷の人混みに疲弊して「避騒地」を求めたいのであれば、真っ先にCOFFEEHOUSE NISHIYAさんをお薦めします。

COFFEEHOUSE NISHIYA_shop1

渋谷であって渋谷でない。白百合の紋章が目印のこちらのお店は、渋谷駅から首都高速3号渋谷線沿いを8分ほど歩いたところに位置しています。人通りこそありますが、高層ビルが乱立している渋谷の駅前と比べてかなり落ち着いた空気が漂うエリアです。

COFFEEHOUSE NISHIYA_interior

「コーヒーハウス」というネーミングながら、内装はビアバーとも連想できますし、どこか懐かしさのある喫茶店を彷彿することもでき、見る人に依って印象は様々かと思います。決して流行・最先端というイメージではありませんが、落ち着いた世界観は心に平穏を与えてくれます。所狭しと並ぶリキュールやグラスは綺麗に整列していて清潔感がある店内です。

COFFEEHOUSE NISHIYA_interior2

店内のカウンターテーブルは休日の午後になると満席でスタンディングになることもしばしばあります。外にあるテラス席は6席ほどですが、晴れた日はこちらでまったりするのも気持ちが良いです。

COFFEEHOUSE NISHIYA_shop2

メニューは写真の通り、ドリンクもフードも豊富です。また、少し前に撮影したものですが再訪するとフードメニューもいくつか更新されていました。

COFFEEHOUSE NISHIYA_menu

コーヒー、カフェラテ、カプチーノといった定番のメニューは勿論揃っていますが、例えば夏の暑い日にはエスプレッソトニックが非常にお薦めです。コーヒーのきりっとした苦みと炭酸の喉越し、ライムの爽やかさがアクセントとなって、乾きが一気に潤います。

COFFEEHOUSE NISHIYA_espresso tonic

冬はホットのチョコラータもお薦めです。甘く円やかなチョコラータを飲みながら、何も考えずに外の通りをを眺めている時間は何物にも代え難いです。

COFFEEHOUSE NISHIYA_hot chocolate

フードはホットサンドやクロックムッシュといった軽食系もありますが、お客さんが注文される姿をよく目にするのはプリンです。特にプレミアムプリンは上にエスプレッソの香りがふわりとするクリームが添えられていて、プレミアムの名に相応しい大人のスイーツに昇華されています。プリンは弾力があり、甘さは程よくコーヒーとの相性が計算された味です。

COFFEEHOUSE NISHIYA_pudding

細かい拘りが随所に光るコーヒーハウスニシヤ、この世界観はマスターの飽くなき探求心からやってきているのではないでしょうか。訪れるお客さんの中には、マスターの作るドリンク、想像(創造)力に魅入られている方も少なくないと思います。(突飛なオーダーにもさらりと対応されるマスターの所作は、まさに職人芸です。)

COFFEEHOUSE NISHIYA_master

味は勿論、細かい気配りも非常に行き届いているお店で、終始くつろぎとワクワクが止まらない、「また行きたい」と思える仕掛けが随所にあるお店です。

COFFEEHOUSE NISHIYA_original drink

COFFEEHOUSE NISHIYA 店舗情報

住所: 東京都渋谷区東1-4-1

移動時間: 渋谷駅から徒歩8分

営業時間: 10:00~20:30

定休日: 火曜日

wifi: なし

電源: なし

喫煙: 不可

HP: http://coffeehousenishiya.com

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。