洗練された都市型サーフスタイル。
銀座は東京都内でも有数の繁華街、高級ブティックの路面店や百貨店が建ち並びつつも、近年はマルイ、ルミネ、DOVER STERRT MARKETをはじめ若者向けの店舗も増えてきております。しかし、渋谷や原宿など他の繁華街と比較しても、全体的には「大人の街」というイメージがあります。
その反面、下町としての名残もあり、銀座を訪れる中高年の客層になじみ深い純喫茶が今も現役で営業をしています。ただ、風情と個性が強く出る看板を見ると、ドアを開けるのに戸惑いが出てしまいます。また、下町の純喫茶の感覚で入ってしまうと、価格帯の高さに驚くこともしばしばあります。
銀座の地価を考慮すると、サードウェーブ系のカフェを新規に出店するには厳しいエリアと言えます。
そんな銀座、有楽町エリアでは貴重なサードウェーブ系のコーヒーショップが、有楽町駅前、阪急メンズ館にあります。
BROOKLYN ROASTING COMPANY TOKYOは2011年に阪急メンズ館の6階にオープン。元々はニューヨーク ブルックリン ダンボ地区に焙煎場としてスタート。翌年にカフェ兼ラボとして運営を開始しました。
現在日本では有楽町と大阪の北浜、2015年9月に神谷町の城山トラストタワーに出店と、徐々に店舗を増やしております。
カウンターテーブル、イスは木目調で統一されており、東海岸のサーフショップを意識した洗練されたデザインとなっております。レジ横にカウンターが2席、テーブル席は18席ほど、アパレルフロアの一角になるので、広い店舗とは言えませんが、買い物ついでに小休止で立ち寄るには適しています。
同じビルの地下には駅から直結してモノクルカフェが入っていることからも、こちらのお店は6階という立地もあり、穴場的なイメージがあります。
コーヒーはペーパーフィルターとフレンチプレスの2種類から選ぶことができます。豆はブルックリンの本店で焙煎したものを空輸しているとのこと、壁面のメニューボードの横にはラベリングされた缶に入ったコーヒー豆が並んでおり、インテリアとしての機能も見受けられます。
今回はコスタリカをフレンチプレスで注文しました。エアロプレスでゆっくりと抽出されるコーヒーの豊かな香りがカウンター越しから漂ってきます。
ロゴ入りの大きなマグカップで提供されるコーヒーは、フレンチプレスならではの表面に浮く油分が見え、コーヒーのアロマと旨味がしっかりと抽出されているのが解ります。甘みと明るい酸味のバランスが良く、飲みやすい一杯ではありますが、飲み終わりになると、これもまたフレンチプレス特有の、微粉が舌に感じられます。よりすっきりとした余韻を楽しみたい方はペーパードリップのコーヒーをお薦めします。
フードはブルックリン発のチョコレート「MAST BROTHERS」を提供しています。イタリアのRossi社製の高級紙を使用したカラフルなパッケージが木箱に綺麗に並べられており、目で見ても楽しい感じです。バターや保存料は使用していない高品質なチョコレートは、価格帯は1,700円からと高めとなりますが、そのパッケージの可愛らしさからプレゼント用としても喜ばれるかと思います。
BROOKLYN ROASTING COMPANY TOKYO 有楽町 店舗情報
住所: 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 6F
移動時間: 銀座駅A0出口からビル直結
営業時間: 月~土12:00~21:00 日・祝11:00~20:00
定休日: 阪急メンズ館に準ずる
wifi: なし
電源: なし
喫煙: 不可