コーヒーをもっと趣味に

SUNSHINE STATE ESPRESSO 本所本店

SUNSHINE STATE ESPRESSO 本所本店

コーヒーを もっと自由に 気軽に

東京スカイツリーという新たな観光名所ができて早数年、日本各地からは勿論のこと、特に外国人観光客が多く見られる浅草エリア。

なかでも蔵前は、浅草や秋葉原など東京観光の中心から程近い距離でありながらも、人通りがそれほど多くないため下町の長閑な空気を十二分に感じることができることから、じわじわと人気が出てきております。それに伴い、感度の高い飲食店や雑貨屋などが次々とオープンしています。

SUNSHINE STATE ESPRESSOは茨城県牛久市に移動式のカフェとしてオープンし、2012年11月に墨田区本所に店舗を構えました。

大江戸線の蔵前駅を出て、隅田川に架かる厩橋(うまやばし)を越えて3分ほどの距離。周囲には他に目立った飲食店は少ないエリアですが、浅草から隅田川沿いを南下して10分程度ですので、晴れた日には下町の風を感じながら浅草観光の流れでふらりと立ち寄ってみるのも良いかも知れません。

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入り口にある4席ほどのオープンテラスでは犬を連れたご夫婦がモーニングのラテを飲んでおり、長閑な日曜の心安らぐ一風景を感じました。テラス席では喫煙は可能な様子です。

趣のあるレトロな引き戸を開けて先ず目に飛び込んでくるのは、右側の壁一面に大きく描かれたアート。鮮やかな配色で施された幻想的な絵には、心地よさと不思議な力があります。

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店内は20席ほど、控えめな暖色の照明とシンプルなテーブル、Wi-Fi環境も整っているため、PCに向かって作業をしたり、読書をしたり、コーヒーを飲みながら物思いにふけるにも適しています。

レジカウンターの周りには自家焙煎された10数種類のコーヒー豆とフード類が並んでおります。

SUNSHINE STATE_beans

シングルオリジン(このお店では「単一産地」と呼んでいます)は、焙煎の浅い順にマーキュリー、ヴィーナス、アース、マーズと太陽系の惑星に因んだ名前がついており、壁面のアートの幻想的なイメージと相まってこのお店の世界観を際立たせています。

今回は毘沙門天ブレンドのアイス(600円)を注文。浅草の待乳山聖天(まつちやましょうてん)に祀られている毘沙門天をモチーフにした浅草らしいネーミングのオリジナルブレンドコーヒー。

苦みとコクのバランスがよく、口に広がるコーヒーの力強さと余韻が楽しめる一杯です。大きなグラスで出てくるため飲み応えも十分です。

SUNSHINE STATE_coffee

ドリップコーヒーとコーヒー豆100g+簡単な淹れ方のレッスンまで付いているメニューや、月替わり3種類の飲み比べセット、さらに、水曜日にはコーヒーの淹れ方、ラテアートなどのセミナーも開催しており、コーヒーを味わうだけでなく、体験することができるのも他店にはない特長です。

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取り扱っている豆はフェアトレードで高品質、自家焙煎という拘りを持ちながらも、決してユーザーを限定しないアットホームな雰囲気、コーヒーの楽しさを伝えたいという姿勢、「コーヒーを もっと自由に 気軽に」というお店のコンセプトが至る所に散りばめられております。

上質なコーヒーを飲みながら、改めてコーヒーの持つ可能性、広がり、繋がりを感じることができました。

SUNSHINE STATE ESPRESSO 本所本店 店舗情報

住所: 東京都墨田区本所1丁目34-7

営業時間: 平日8:00〜19:30 土日祝8:00〜18:00

定休日: なし

wifi: あり

電源: 不明

喫煙: 店内は禁煙、屋外テラス席では喫煙可

HP: http://sunshinestateespresso.com/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。