コメダコーヒーと言えば、愛知県名古屋市創業の老舗喫茶店として有名ですよね。名古屋を飛び出し全国展開を果たしながら、今もなお、その成長の勢いは止まりません。今回は、コメダコーヒーの歴史と特徴について見ていきましょう。
コメダコーヒーの歴史
コメダコーヒーは、1968年に名古屋市で創業された喫茶店からスタートしました。当時は、個人経営でしたが、1970年からフランチャイズ展開をはじめ、1975年に株式会社コメダコーヒー店を設立。
1993年にはフランチャイズの運営を目的とした株式会社コメダを設立し、2014年に株式会社コメダを株式移転完全子会社とする持ち株会社「コメダホールディングス」が設立されています。
2016年には株式会社コメダホールディングスが東京証券取引所市場第1部に上場しています。
コメダコーヒーのコンセプト
コメダコーヒーは、「誰もがくつろげる街のリビングルームでありたい」とうたっており、素材や色あいにこだわったやわらかい空間作り、過ごしやすい家具、プライバシーを守るさりげないパーテーションなど、お客様がくつろげる演出に力を入れています。
コメダコーヒーの特徴について
コメダコーヒーの特徴について、3つのポイントに分けてお伝えします。
コーヒーの特徴
コメダのコーヒーは、各地域にある自社工場で焙煎・抽出を行っているのが大きな特徴です。工場で一括管理することにより、コメダコーヒーの看板商品であるコーヒーの味を一定にしています。厳選された7種類の豆を焙煎後、独自の比率でブレンドし、2枚のネルを使ってドリップしているとのこと。
フードメニューの特徴
コメダのフードメニューは、自家製のパンやデニッシュを使用しているのが特徴です。グランドメニューはそのままに、季節ごとのアレンジを加えお客様を楽しませています。シーズンごとに足を運んでみると、その度に新メニューを楽しむことができるのです。
サービスの特徴
お客様のご来店から退店まで、おもてなしの気持ちを込めて接客するのがコメダのフルサービスとうたっていて、店内でくつろぐための雑誌類の充実・熱々冷え冷え商品の提供・振り返りたくなるようなお見送りなど、心をこめたサービスを提供しています。
新しい試みも始まっています
コメダコーヒーでは、喫茶店を軸としながらも和の喫茶や、パンを主体とした店舗展開など、常に実験店舗を展開してきましたが。2016年より一部の店舗でハンドドリップコーヒー「コメ黒」というブラックコーヒーを提供するという新しい試みも始まっています。
一括抽出のコーヒーを店舗で温めるスタイルから一歩踏み出し、コーヒーという原点に立ち戻り、今まで以上に力を入れていくようです。
コメダコーヒーの歴史と特徴 まとめ
コメダコーヒーは、1968年の創業から数年でフランチャイズ展開へ舵を切るなど、時代の一歩先を行く喫茶店経営を行ってきました。2018年には全国展開800店舗を達成し、勢いの止まらないコメダコーヒー。軸となる喫茶店運営とは別に和をメインにしたお店や、コッペパンをメインにしたお店など、常に実験店舗を展開しているのもとても興味深いですよね。今後の展開にも注目が集まりそうです。