コーヒーに関連する資格はどんなものがあるのか。今回はコーヒーの資格について見てみましょう。
コーヒーの資格と種類
コーヒーの資格で思い浮かぶ「バリスタ」ですが、実は国家資格ではなく、なるために資格が必要というものでもありません。しかし、自分の理解度の確認、知識や技術の向上を目指し、関連した資格を取得する人も多くいます。まず、バリスタにつながる代表的な資格を3つご紹介します。
コーヒーマイスター
JBC(ジャパンバリスタチャンピオンシップ)を開催し、世界大会へつながる人材を選出している協会が認定しています。確かな技術と知識、それをお客様に還元するコーヒーのプロフェッショナルを目指します。
認定協会:一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)
受験費用:39,420円
合格者数:40%前後
認定期間:3年ごとに更新
アドバンスド・コーヒーマイスター(コーヒーマイスター中級資格)
コーヒーマイスターの資格を取得後、より高度で幅広い知識・技術の習得を目指すため、2012年より開設されました。
認定協会:一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
受験費用:60,000~80,000円(受講する講座や実習により異なります)
合格率:4%前後
認定期間:3年ごとに更新
JBAバリスタライセンス
JBAバリスタとしての基本的な知識や技術の習得、JBAが定めている基準のエスプレッソコーヒーが抽出できることを目指し、エスプレッソマシンの取り扱いなども学べます。レベル1~3と上がっていきます。
認定協会:一般社団法人 日本バリスタ協会(JBA)
受験費用:レベル1(67,000円)、レベル2(85,000円)、レベル3(100,000円)
※受講料・検定料・ライセンス登録料込み(税別)
合格率は非公開
認定期間:3年ごとに更新
コーヒーインストラクター検定
日本初のコーヒー資格認定制度です。コーヒーを淹れる技術の習得より、豆に関する知識や高度な鑑定技術の習得となっています。2級・1級・鑑定士と上がっていき、コーヒー豆自体を取り扱う人に向いています。
認定協会:全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.)
受験費用:2級(36,000円)、1級(56,000円)、鑑定士(59,000円)
※受講料・検定料・教本・認定登録料込み(税込)
合格率:2級(93.8%)、1級(26.4%)、鑑定士(2.7%)
その他のコーヒー資格
他にコーヒーとは直接関わりのない協会が認定している資格もあります。
◇コーヒーコーディネーター(日本創芸学院)
◇コーヒーアドバイザー(日本安全食料料理教会)
◇コーヒー&ティーアドバイザー(日本レストランディレクトゥール協会)
いずれも、カフェ開業を目指す人へ向けたカリキュラムで、難易度はそれほど高くないようです。
意外と多いコーヒー資格。自宅で楽しむために取得するのも良いかもしれませんね。