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ドミニカコーヒーの特徴

ドミニカコーヒーの特徴

カリブ海大アンチィル諸島の中央に位置する、イスパニョラ島。この島の東3分の2を占めるドミニカ共和国は、面積は4.9万平方キロメートル、標高2000m以上の山が多い国です。東南部の平野や北部のベガレアル渓谷は、ドミニカで最も肥沃な農業地帯です。

ドミニカは全人口の70%が農業に携わっており、ドミニカコーヒーの生産は砂糖に次ぐ第2の農産物です。

ドミニカコーヒーの栽培場所

ドミニカコーヒーは、イスパニョラ島全域の山岳地帯で栽培されています。ドミニカコーヒーの産地は海抜700mから1500mの傾斜面にあり、ノロエステ、シバオ、シオラオクシデンタル、シエラセントラル、シエラスール、ネイバ、バラオナの7つの地区が主な栽培場です。

栽培される地区により、味や品質が異なりますが、ハイチとの国境の山岳地帯のバラオナ地区では良質のコーヒーが栽培されています。

ドミニカコーヒーの特徴・種類

1700年にティピカ種の苗が移植されたのが栽培の始まりと言われています。主にアラビカ種が栽培されています。

特に「ドミニカ カリビアンモカ」、「ドミニカ プリンセサ」が有名です。

ドミニカ カリビアンモカ

ティピカ種で大粒、ブルーマウンテンにも匹敵する最高級品と称され、とても香り高く飲みやすいと言われています。原産国であるドミニカ共和国、農務省に保証されたプレミアムコーヒです。やわらかな香りや酸味が特徴で、ソフトな味わいのバランスが取れたコーヒーです。

イスパニョラ島北部の高地、モカ地区の日当たりのよい斜面を利用し有機栽培されています。年間生産量は60万~70万袋で、そのほとんどはヨーロッパ向けに生産されています。日本への輸出は年間2,000〜3,000袋程度で、大変稀少性の高い豆です。

ドミニカ プリンセサ

アルフレド・ディアス農園で栽培され、2007年にドミニカコーヒー協会の品評会で2位を受賞したコーヒーです。ライムのような香りで、すっきりとしたカリブ海コーヒーの特徴を持っています。

ドミニカ フェリースカフェ

芳ばしい香りとほのかな甘さを感じる後味があります。華やかなトロピカルフルーツのようなフレーバーが特徴のすっきりとした飲みやすいコーヒーです。

ドミニカ共和国の中部山岳地帯南部のバルデシア地区(標高850~1300m)の高原で栽培されています。

ドミニカ バラオナESP

ドミニカ共和国南部山岳地帯のバラオナ地区(標高600~1300m)で栽培されています。この地区では伝統的な品種のティピカ種が主に栽培されています。

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