今回取り上げるコーヒー豆はデカフェです。デカフェとはカフェインレスとも呼ばれ、カフェインが含まれないコーヒーのことです。
その中でも今回は、コーヒーの代表格「ブラジル・サントス」のデカフェを扱います。
デカフェとは?
デカフェは英語で “Decafenated” です。この単語は “De(取り除く)+cafe(カフェイン)+nated(~した)” という意味で、「(人工的に)カフェインを取り除いた」ものです。
つまり収穫してから加工したもので、カフェインを含まないように品種改良したものではありません。
もっとデカフェを知りたい方
デカフェについて知りたい方は、こちらをご覧ください。
【リンク:https://coffeemecca.jp/column/work/2009】
【リンク:https://coffeemecca.jp/column/trivia/1834】
デカフェの生豆を見てみる
画像の豆はブラジル・サントスで、左が通常の豆、中央がデカフェです。
見ると色の違いから、一発で判別できると思います。右のように日本でメジャーな方法で加工されたデカフェは、通常の豆より褐色で色ムラがあります。
しかし焙煎してしまえば、右の画像のように茶色になってしまい、デカフェかどうかは判別できません。
柔らかく、飲みやすい
全体的にサントスらしい均整の取れた味わいです。酸味を感じつつも柔らかい苦みと甘みが丸く包み込まれます。
ただデカフェだなと感じる点が、カフェインを取り除いているためか、通常のサントスと比べて刺激が弱く飲みやすい印象です。風味はコーヒーですが、濃い麦茶を飲んでいるような感覚で、どんどん飲めてしまいます。
デカフェだということを忘れるくらい、味が良いです。
美味しくなったデカフェ
デカフェというと、以前は味が劣っているなどと言われることもありました。しかし近年は技術が進み、デカフェと言われなければ解らないくらいです。
近年では多くのデカフェが超臨界二酸化炭素抽出法という方法で、味の劣化が劇的に改善されています。そのため以前は敬遠していた方にも、ぜひ飲んでいただきたいです。
夜に、ゆっくり飲みたい方に
普段からコーヒーを飲んでいる方の中には、ゆっくり夜に飲みたいと思ってもカフェインを考えると飲めないと悩みときもあると思います。
そんな時にこの「ブラジル カフェインレス サントス」はオススメです。デカフェという特徴に加え、苦みと酸味のバランスが良く柔らかいため、ゆっくり時間を気にすることなく飲めてしまいます。
デカフェ「ブラジル カフェインレス サントス」まとめ
全体像
- バランスが良く、theブラジルというようなコーヒー
- 柔らかく飲みやすい
- 時間を気にせず飲める
個人的感想
なかなかデカフェのコーヒーの味について書かれていることは少なく見かける機会は多くありません。しかし需要は着実に増えていますし、味も見分けがつきづらいほど良くなっています。
もしこの記事を読んで、デカフェのコーヒー豆に興味を持っていただけたなら幸いです。
豆の情報
- 名称:ブラジル カフェインレス サントス
- 産地:ブラジル
- 除去法:超臨界二酸化炭素抽出法
- 焙煎:シティロースト
- 購入店:生豆本舗
- 購入店URL:http://www.namamame.jp/