仕事のない休日などに自分の時間をコーヒーと一緒に過ごしたいと思ったときはないでしょうか。そのような時にオススメのコーヒーが、今回ご紹介する「フォルタレーザ農園」のコーヒー豆です。
「フォルタレーザ農園」はこんな時にオススメ
- 自分の時間を過ごしたい時
- 甘いハーブティーのようなコーヒーを飲みたい時
2015年ナショナルウィナー受賞の実績
この「フォルタレーザ農園」はブラジル南部のパラナ州で生産されたコーヒー豆です。このコーヒーは昨年開催された国際品評会で決勝にあたる「2015 National Winner」まで勝ち進んだコーヒー豆なのです。
実際にカッピングで80点以上を獲得しスペシャルティコーヒーとして認定されています。
鋭さと柔らかさのコーヒー
このコーヒーの最大の特徴はベリー系の果実のようなフレーバーと程よく鋭い酸味からジャスミンやバニラのような甘い風味が広がっていく点です。
フレグランスはやわらかくスッキリしています。そしてアロマですが、バニラのように甘い芳香が漂い、自分の世界へと引きずり込まれるようです。
コーヒーの風味はまずドライプルーンのような密度のある鋭い酸味のフレーバーが感じられます。そしてそこから、華やかな甘みと滑らかな優しいコクや苦みが、鋭さとは対照的に柔らかく広がっていきます。
甘いハーブのような風味
このコーヒーを飲むとき皆さんに特に味わってもらいたいものが華やかな甘みです。「フォルタレーザ農園」のコーヒーが持つ甘みは、カモミールやジャスミン、リコリス、そしてバニラが混ざったような印象です。
例えるならばハチミツを加えたカモミールティーや、ハーブが効いているのど飴、もしくはリカールやガリアーノのような薬草系のリキュールに近い感じです。
実はこのコーヒー豆はパルプドナチュラルという精製方法を経ています。この方法を用いたコーヒー豆は「ハニーコーヒー」と呼ばれるくらい、甘みが感じられます。
ペーパードリップ:鋭さと柔らかさがはっきり
ペーパードリップで抽出すると、鋭い酸味が際立っている印象を受けます。ドライプルーンのようなフレーバーと酸味を味わいたい方には良いかもしれません。
またコクがフレンチプレスと比べると深いので、甘みは比較的まったりとした印象を受けます。
抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)
- 豆の分量:30g(二人前、250ml)
- 挽き具合:中細引き
- 抽出温度:85℃
- ポイント
鋭い酸味は雑味が少しでも入ると、とても飲みづらくなってしまいます。ですので抽出は慎重にすることをオススメします。
またお湯は細目でじっくり抽出すると繊細な味になり、甘みを存分に味わうことができます。
フレンチプレス:カモミールらしさ豊か
フレンチプレスで抽出するとカモミールのような優しい甘みが前面に出てきます。夕食後にゆっくり寛ぎたい方には、フレンチプレスで抽出したコーヒーがオススメです。
抽出方法の一例
- 豆の分量:18g(300ml)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:3分40秒
コーヒーだけで飲んでほしい一品
先述のようにハーブのような甘みが特徴のこの「フォルタレーザ農園」は今コーヒーだけで飲むことを強くお勧めします。お菓子が入るとコーヒー特有の甘みを邪魔してしまう印象を受けます。
また砂糖あまり入れない方が良いかもしれません。もし砂糖を入れる場合はグラニュー糖をオススメします。黒砂糖やコーヒーシュガーだと独特の味がまたハーブらしい甘みを邪魔してしまいます。
鋭さと柔らかさ「フォルタレーザ農園」まとめ
プルーンのような鋭さと甘いハーブのような柔らかさは一見、相いれないように見えますがとても相性が良いです。
リフレッシュしながらも自分の時間を過ごすことができるので、食後に飲むにはちょうど良いコーヒーです。ぜひ素敵な時間にこの「フォルタレーザ農園」はいかがでしょうか?
コーヒー豆の情報
- 名称:フォルタレーザ農園
- 産地:ブラジル
- 焙煎:中煎り
- 購入店:カフェ・メルカード
- 購入店URL:http://www.ufs.co.jp/brand/cmc/