☕ コーヒーの王様「ブルーマウンテンNo.1」

この記事ではブルーマウンテンのうち、No.1つまり最高ランクの品質のコーヒー豆についてレビューします。ブルーマウンテンNo.1は、日本で飲まれるブルーマウンテンの基準と考えても良いでしょう。

「ブルーマウンテンNo.1」は、こんなコーヒー。

風味・特徴

今回の焙煎：ハイロースト
香り：栗や生キャラメルのような滑らかな香り
黄金比のバランス
栗のような甘さと華やかさと優しいコク

オススメの抽出方法

ネルドリップ
フレンチプレス

オススメの飲み方

何も加えずに、そのまま飲む
蜂蜜やメープルシロップを加える

相性

砂糖　：普通
※ハチミツやメープルシロップがオススメ
ミルク：普通
お菓子：クッキーやチョコレートなど。基本的に何でも合う。

こんな時にオススメ

飲みやすいコーヒーを飲みたい時に
自分へのご褒美や、親しい方へのプレゼントに

ブルーマウンテンNo.1の特徴

粒の揃ったコーヒー豆

まずコーヒー豆を見ると驚くのが、粒揃いの良さです。

写真を見ての通り、欠点豆はおろか小粒の豆や形の形のいびつな豆すら見当たりません。さすがNo.1のランク付けをされるだけあります。こんなところからも高品質さやコーヒーの王様と呼ばれる理由を、垣間見ることが出来ます。

芳香のするコーヒー

フレグランス（豆の香り）は強く、甘さと華やかさを持った芳香が感じられます。生キャラメルというと近いかもしれません。

アロマ（コーヒー液の香り）はマロングラッセのような香りが印象的で、生キャラメル感もありますが、優雅さが前面に出てきています。

「黄金のバランス」とは？

「黄金のバランス」と呼ばれる理由が、一瞬で解るくらい均整の取れた味わいです。一般的に言われる「バランスが良い」というものではなく、「黄金比」といった感じです。

苦味が弱めで酸味とコクと甘みが強く、それぞれの味が均等ではありません。しかし各々の味が見事な具合で調和して絡み合うことで素晴らしい味がします。

ペーパードリップ：調和を感じるコーヒー

フレーバーは、華やかさとコクという相対する味を甘みが優しく包み込んでいます。

甘さと華やかさとコクの調和は、メープルシロップのような滑らかさです。これをハーモニーと呼ぶのかと驚くくらい見事に調和しています。ペーパードリップだと各々の風味がくっきりしているので、調和を実感することが出来ます。

また余韻に関しては、華やかな豊かさがフェードアウトしてから、甘みが取り残されて長く感じられます。華やかさから甘みに切り替わるので面白いです。

今回の抽出方法

ドリッパー：HARIO V60ドリッパー
豆の分量：25g（二人分、250ml）
挽き具合：中挽き
抽出温度：80℃

ネルドリップ

酸味はやや抑えられ、甘みとコクが前面に感じられます。華やかさが抑えられるので、まったりとした風味が強く出てきます。濃厚キャラメルといった感じで、甘美さのある滑らかな味わいです。

余韻はペーパードリップとは似て非なるもので、ペーパードリップのように豊かさと甘みは別のものという感じがしません。豊かさと甘みが一体化していて、スーッと長く尾を引きながら続いていきます。

今回の抽出方法

豆の分量：25g（二人分、250ml）
挽き具合：中粗挽き
抽出温度：80℃

フレンチプレス

明るい酸味に滑らかな甘みとコクが調和しています。快活さと優しさの両方を感じ取ることが出来ます。甘さの中に華やかさがあり、マロングラッセのような風味です。ドリップより明るさを感じられるところが印象的です。

余韻は甘みを中心に感じられますが、ドリップよりスッキリいています。スッキリというより、すぐ口の中で霧散して消えるといったほうが近いかもしれません。

今回の抽出方法

豆の分量：18g（容量350mlのプレス）
挽き具合：粗挽き
抽出時間：4分00秒

オススメのアレンジ：蜂蜜やメープルシロップ

栗や生キャラメルのような甘みと優しさを持つブルーマウンテンは、砂糖ではなく蜂蜜やメープルシロップを加えるとオススメです。これらの甘味料もブルーマウンテンも、両方とも甘みのある優しい味わいですので、互いに上手く引き立ててくれます。相乗効果といったところです。

蜂蜜は、花の種類によってフレーバーが変わるので、好みに合わせて選ぶと楽しいです。特にボダイジュのような芳醇な風味の蜂蜜を使うと、リッチな味わいのコーヒーに仕上がるのでオススメです。