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エスメラルダ農園「ダイヤモンドマウンテン」

エスメラルダ農園「ダイヤモンドマウンテン」

パナマのエスメラルダ農園で生産されている「ダイヤモンドマウンテン」をご紹介します。

エスメラルダ農園というと、ゲイシャ種の生産で世界的に有名で「エスメラルダ農園=ゲイシャ」というイメージが強いかもしれません。しかし今回はゲイシャではない種類の、エスメラルダ農園のコーヒーについてお話ししようと思います。

「ダイヤモンドマウンテン」はこんなコーヒー

ダイヤモンドマウンテン_コーヒー

香りや風味

  • 爽やかな酸味が中心
  • 中煎りの場合、苦みが弱い
  • 全体的にすっきりしていて飲みやすい

オススメの飲み方

  • オススメの抽出方法:ネルドリップ、フレンチプレス

相性

  • ミルク:あまり良くない
  • 砂糖 :ほどほど
  • お菓子:マドレーヌやビスケットなど軽めのお菓子が合う

こんな時にオススメ

  • リフレッシュしたい時
  • 紅茶やハーブティーが好きな方

その他

  • レインフォレスト・アライアンス認証

ゲイシャだけではないエスメラルダ農園

ダイヤモンドマウンテン_ロゴ

エスメラルダ農園と言えば、ゲイシャばかりに注目が行きがちです。というのも、世界のコーヒー業界にゲイシャショックを与えた張本人であり、BEST OF PANAMAに4年連続で輝いたためです。

しかし、エスメラルダ農園は決してゲイシャに特化した農園ではなく、他の種類のコーヒー豆も生産しています。それが今回ご紹介するダイヤモンドマウンテンです。

ダイヤモンドマウンテンはゲイシャ以外のティピカやブルボンなどの種類のコーヒー豆です。

ペーパードリップ:快活で苦みが少ない

ペーパードリップで抽出すると爽やかで快活な印象ながらも、均整が取れていて飲みやすいコーヒーに仕上がります。ほんのりと感じられるコクに、爽やかで華やかな酸味が感じられます。

ミディアムロースト~ハイローストの中煎りで飲むと、苦みが少なく比較的飲みやすいコーヒーという印象を受けます。

今回の抽出方法

  • ドリッパー:HARIO V60ドリッパー
  • 豆の分量:25g(二杯分、250ml)
  • 挽き具合:中細挽き
  • 抽出温度:75℃

ネルドリップ:柔らかさと酸味のコントラスト

ネルで抽出したコーヒーはコーヒーオイルにより柔らかさを感じることもできますが、豆自体は酸味が特徴なのでその刺激と柔らかみのコントラストが面白いです。

柔らかいのですがコクは弱く、爽やかな酸味が中心で感じられ、あっさりしたコーヒーという印象です。

今回の抽出方法

  • 豆の分量:25g(二人分、250ml)
  • 挽き具合:中粗挽き
  • 抽出温度:75℃

フレンチプレス:コーヒーとは思えない苦みの弱さ

フレンチプレスで抽出したコーヒーを飲んで真っ先に受ける衝撃が、「苦みの弱さ」です。深煎りにすると苦みが感じられるかもしれませんが、ミディアムローストでは苦みの類の味を「一切」と言い切れるくらい感じられません。

基本的に爽やかな酸味と軽さが独り勝ちしているコーヒーで、紅茶と言われても違和感を覚えない感覚すらします。

今回の抽出方法

  • 豆の分量:18g(350ml)
  • 挽き具合:中粗挽き
  • 抽出時間:4分00秒

爽やかに飲むコーヒー

まずは何も加えずストレートで

まずは爽やかさを味わってもらいたいので、何も加えずにそのまま飲むことをオススメします。特にフレンチプレスで抽出したコーヒーに関しては、爽やかさと軽さが強すぎるために、ミルクや砂糖はオススメできないくらいです。

オレンジピールや香りを加えるダイヤモンドマウンテン_シトラス

爽やかなコーヒーには、シトラス系の風味や香りとの相性が非常に良いです。感覚としては、シトラス系のフレーバーを加えたレディグレイやハーブティーらしさを感じることが出来ます。

エスメラルダ農園「ダイヤモンドマウンテン」まとめ

個人的な感想

イルガチェフェのような華やかさとは違い、軽さから来る爽やかさは他に見られない面白さを感じることが出来ます。やはり最大の特徴ともいえる苦みの弱さと爽やかさは飲みやすく、アフタヌーンティーのような感覚で安らいだり優雅に過ごしたりすることが出来ます。

コーヒー豆の情報

  • 名称:エスメラルダ農園 ダイヤモンドマウンテン
  • 産地:パナマ、ボケーテ
  • 品種:ティピカ、ブルボン、カツアイ
  • 精製:フリーウォッシュト
  • 焙煎:ミディアムロースト
  • 購入店:ワールド・ビーンズ・ショップ
  • 購入店URL:http://www.worldbeans-shop.com/

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。