美味しいコーヒーが飲みたいけど、上手に抽出するのは難しい・・・そんな悩みを持っている方は多いのでは?
今回はひと手間加えるだけでコーヒーが美味しくなる方法をご紹介します。抽出技術が求められるのは事実ですが、それ以外の方法でも美味しくすることは可能なのです!
美味しいコーヒーとは?
美味しいコーヒーにするためのひと手間をご紹介する前に、コーヒーの美味しさがどのような点で決まるのかいくつか挙げてみましょう。
抽出技術の高さ
いうまでもなく、抽出技術はコーヒーの味を左右します。どれだけ良い器具・良いコーヒー豆を用いても、丁寧に抽出しなければ宝の持ち腐れです。その難しさがあるからこそ、技術を極めたプロの存在があるのです。
コーヒーの抽出以外にも視線を向けよう
美味しいコーヒーというと、どうしてむ抽出だけに目が行きがちです。しかし盲目的に抽出技術を磨いたところで、その他の部分にもしっかりと目を向けていなくては、内実ともに美味しいコーヒーとは呼べないのも事実です。
自分に合った器具を使っている?
高価な器具を用いたからといって、美味しいコーヒーを抽出できるとは限りません。確かに高価な器具は精巧に作られたものが多く、スペックが高いのですが、それが自分自身に合うとは限りません。
コーヒー豆の保存状態に気を配ろう
「コーヒー豆は生鮮食品だ」と聞いたことはありませんか?コーヒー豆を適当に常温放置していたりしていないでしょうか?保存方法を少し変えるだけで、品質をかなりの程度で維持することができるのです。
では、本題の「美味しくなるひと手間」について見ていきましょう。
コーヒー豆を美味しく保つコツ
粉ではなく豆の状態で買おう
粉と豆では保存期間に大きな差が開きます。理由は簡単で、粉になると空気に触れる面積が豆より増えます。つまり、“粉”の状態では湿気や匂いなど外部の影響を圧倒的に受けやすくなってしまうのです。
粉ではなく豆の状態で買うだけで、保存期間は2倍以上にもなるのです。
冷凍庫で保存する
コーヒー豆を皆さんはどのように保存しているでしょうか?高価な密閉容器に入れ保存している方も多いでしょう。しかし家に必ずあるもので実は保存できるのです。それは冷凍庫です。なぜ冷凍庫が良いのかは以下の理由があるのです。
- 水分が凍るため湿度が低い
- 密閉性が高い
- 直射日光をほぼカットできる
- 冷蔵庫より匂いが少ない
コーヒー豆専門店の店頭でコーヒー豆が置かれてるのを見ると、常温でも大丈夫のように見えてしまいます。しかし店頭の保存容器に入っているコーヒー豆は少ないと思いませんか?
実は、その日のうちに販売できる分量だけ店頭に並べ、残りの多くは冷凍庫や専用の部屋でしっかりと管理されているのです。
豆を挽く直前まで冷やしておく
上記の2つの点を考慮すると、豆を挽く直前まで冷凍庫で日や足ておくのがベターです。
直前に冷凍庫から出す理由のひとつとして、冷凍庫で保管していると袋に着氷することがあります。それを長時間常温で放置すると、豆が解けた氷の水分を吸収する恐れがあります。
また、コーヒー豆を粉に挽いた瞬間から水分を吸収する速度は格段に上昇します。そのため、お湯を沸かしている最中など、まさに使用する直前に挽くことを強くオススメします。
飲むときに気を付けるコツ
飲むときにも気を付けるべきコツがあります。「抽出方法は?」と思った方もいるかもしれません。そちらについては方法別に別途に記事を書いているので、そちらをご参照ください。
誰でもできる「美味しいコーヒー」にするコツ(ペーパードリップ編)
コーヒーに合ったコーヒーカップを選ぶ
コーヒーカップの厚みや大きさは、実は意外にもコーヒーの味に変化をもたらします。以下の記事に詳しく書かれてあるのでご参照ください。
コーヒーカップを温めておく
コーヒーカップを事前に温めておくだけで味が変わります。
例えば、カップが冷えているとコーヒーを注いだ時に温度が下がり、最適な温度で飲むことができません。またカップが温かいことで、カップが口やコーヒーと馴染みやすくなり、口当たりに大きく影響するのです。
方法は簡単で、沸かしたお湯をカップに注いでおきます。そして飲む直前にお湯を流して、布巾で水気をとるだけです。冬の寒い時期の場合は、ストーブの上に置いておくのもオススメです。
抽出したらすぐ飲もう
コーヒーは時間が経つことで一気に酸化していきます。酸化したコーヒーは様々な悪影響を及ぼします。
酸化してしまったコーヒーは味の質が低下し、美味しくなくなってしまいます。また、胃もたれや吐き気の原因にもなってしまうため、なるべく抽出したら熱いうちに飲むようにしましょう。
誰でもできる、美味しいコーヒーにするコツ まとめ
コーヒーというのは意外とデリケートです。そのため些細な要素ひとつだけで、味に大きな影響を及ぼしかねません。そしてその些細な要素には、抽出技術のような難しいレベルのものから、気をつけてさえいれば誰にでもできる簡単なものまであります。
「所詮、家で抽出するコーヒー」なんて思わず、できることから小さなコツから、美味しいコーヒーを淹れる知識を身につけてみてはいかがでしょうか。