「エメラルドマウンテン」という銘柄だけで豆を選んではいませんか?同じ銘柄のコーヒー豆でも、焙煎具合によって大きな違いが表れます。エメラルドマウンテンを中煎り・中深煎りの2つの焙煎で飲み比べ、味の違いを見ていきましょう。
今回の飲み方
ペーパードリップ
- 使用器具:コーノ式名門ドリッパー
- 豆の分量:30g(二人分)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:90℃
※中煎り・中深煎り双方とも同じ条件で抽出
中煎り・中深煎りの風味の違い
華やかさのある中煎り
中煎りの場合、普段口にするコーヒーと同じように、「酸味」や「華やかな余韻」に優れています。口の中にお花畑が広がるような口あたりを感じられます。柔らかな味が余韻として続くので、パフェを食べた後のような幸せな満足感に包まれます。
落ち着きのある中深煎り
中煎りに比べ、中深煎りはコクと甘味が前面に出てきます。より深みが増した複雑なコクと柔らかな甘みは「香り高い高級チョコレート」といった感じです。中深煎りのしっくりと続く味わいは、ココアやコーンポタージュを飲んだ後のような、ほっとする感じに浸ることができます。
飲み方で中煎り・中深煎りを使い分ける
エメラルドマウンテンはバランスが良く、知名度の高い銘柄です。そのため、ティータイムには多くの方に親しまれています。また、複雑な味わいを持つコーヒーでありながら、ブルーマウンテンより安価で手に入るのも魅力の一つ。「お客様に美味しいコーヒー豆を出したいな」という場合にオススメです。
優雅な一時は中煎り
アフタヌーンティーのような優雅なくつろぎがほしいとき、エメラルドマウンテンの「中煎り」がオススメです。中煎り焙煎の華やかさと一緒に、会話に花を咲かせられるでしょう。
ゆっくり話すなら中深煎り
夕食後、親しい方とゆっくり話したい時は「中深煎り」のエメラルドマウンテンがオススメです。コク深い味わいと柔らかな甘さのある口あたりが、くつろぎある時間を演出してくれます。
エメラルドマウンテン飲み比べ(中煎り・中深煎り)まとめ
エメラルドマウンテンは、知名度の高さ、品質、価格のどれをとっても、常飲するにはちょうど良い豆だと思います。また、普段は銘柄だけで豆を選んでいる方は、焙煎というポイントに少し目を向けてみると、より美味しいコーヒーにたどり着けるかもしれません。ぜひ一度、飲み比べてみてはいかがでしょうか。
豆の情報
- 名称:エメラルドマウンテン
- 産出国:コロンビア
- 焙煎:中煎り (ハイロースト)
中深煎り(フルシティロースト) - オススメの飲み方
ペーパードリップ(充足感が感じられる)
フレンチプレス(中煎りだと華やかさが増す) - 購入店:珈琲問屋
- 購入店URL:http://www.tonya.co.jp/