コーヒーは飲むけれど、カフェインは控えたいという方は多いでしょう。妊娠中や授乳中の方は、特に気にされるかもしれません。そんな時に役立つのがノンカフェインのコーヒーです。聞き慣れない言葉かもしれませんが、「デカフェ」とも言います。
ノンカフェインにすることにより、私たちの健康にはどんな影響・効果があるのでしょうか。
ノンカフェイン=カフェイン0ではない
ノンカフェインといいますが、完全ではなく3%程度のカフェインは除去しきれずに残ります。コーヒー1杯のカフェイン量を70~140mgとすると、3%にあたる2~4mgは残っていることになります。神経質になる必要はありませんが、妊娠中の方などは数パーセントでも気になるところです。
化学薬品を使っていないものを選ぼう
カフェイン除去に化学薬品を使っているかどうかは、気にしたほうがよさそうです。コーヒー豆からカフェインを抜く方法は、大きく3つあります。
・化学薬品(有機溶剤)による抽出
・ウォータープロセスによる抽出
・超臨界二酸化炭素による抽出
このうち、一番よく用いられているのは化学薬品による処理です。強い薬剤を使用しているため、健康にどのような影響があるのか気になります。健康のためにカフェインレスを選択するならば、できるだけ影響の少ないものを選びたいですね。
カフェインのメリット・デメリット
カフェインのメリット
・眠気を解消してくれる
・集中力や記憶力がアップする
・リフレッシュ&リラックス効果がある
・リパーゼ(脂肪燃焼酵素)を活性化してくれる
・脳卒中のリスクが減少する
カフェインのデメリット
・血管の収縮作用があり偏頭痛を起こす
・長期的に飲むと胃腸や内臓を弱らせる
・自律神経が乱れて肩こりや気分障害がでる
・尿と一緒にカルシウムがでていきやすい
・鉄分の吸収を妨げる
・不眠症の原因になる
ノンカフェインのメリット・嬉しい効果
・睡眠の質の向上
・胃の痛みの改善
・イライラの減少
・貧血の症状の改善
・肩こり、首のこりの改善
・冷え性の改善
いつものコーヒーをノンカフェインに変えたことにより体調の改善ができたようです。
カフェインにも、ノンカフェインにも、それぞれのメリット、デメリットがあります。カフェイン、ノンカフェインと、体調や気分に合わせてバランスよく、うまく付き合っていきたいですね。