ひまわりコーヒーとは、ひまわりの種を材料にした飲み物のことです。主にコーヒーの代用として楽しまれています。
まずはひまわりの種について少し説明します。ひまわりの種には、葉酸、ビタミン、食物繊維、鉄分、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど、栄養素が豊富に含まれています。特にミネラルが豊富ですのでので、体に嬉しい様々な効果が期待できます。
ひまわりの種がもたらす効果とは
血流を改善する効果
ひまわりの種には、ナッツ類と同様に不飽和脂肪酸が多く含まれています。コレステロールを減らす作用があり、血流を改善します。また、ビタミンEにも同様の効果があるため、しなやかな血管を保つにはおすすめの食材といえるでしょう。生活習慣病の予防や、老化防止、冷え症改善の効果が期待できます。
髪や肌の健康を保つ効果
ヒマワリの種は鉄や亜鉛、銅などのミネラルを含み、体の調子を整える働きをサポートします。鉄や銅は貧血の予防に、また亜鉛は細胞の生まれ変わりを助けて髪や爪、肌を健やかに若々しく保つ働きがあります。
また、動脈硬化の予防効果、老化防止、美肌効果が高いリノール酸とビタミンEも豊富に含まれます。
その他の効果
ひまわりの種には葉酸が豊富で種実類の中ではトップの含有量です。葉酸は細胞の生まれ変わりや造血作用などを助ける成分として活躍します。細胞の生まれ変わりが盛んな、成長期の子どもや妊娠中の方には大切な成分です。
同様にビタミンB群は胃腸の調子を整え、皮膚の代謝を促す効果があります。肌細胞の生まれ変わりのトラブルの1つである、肌荒れや口内炎ができやすいかたにもおすすめです。
また、 抗酸化作用により活性酸素を抑える効果がありますので、ストレスの溜まりやすい人には最適と言えるでしょう。うつ症状の改善にも効果があるとの報告もあります。
ひまわりコーヒーの作り方
1:ひまわりの種の皮を剥きます
そのままでも剥けますが、少し空炒りしてから剥いた方が剥きやすいようです。
2:焙煎
フライパンで焦がさないようにじっくり焙煎していきます。
コーヒー豆のような色になり、香ばしい香りが立つぐらいが焙煎終了の目安です。
3:ドリップ
焙煎したひまわりの種をコーヒーミルやフードプロセッサーで粉砕します。その後、ペーパーフィルターを使ってコーヒーと同じようにドリップします。
これでひまわりコーヒーの出来上がりです。
ひまわりコーヒーの見た目と味は?
見た目は薄く、コーヒーと言うよりお茶に近い色合いをしています。また、味もどちらかというと麦茶に近い味です。皮を剥く手間はかかりますが、簡単に作れそうです。
夏になるとよく見かける可愛らしいひまわり。そんなひまわりでコーヒー(お茶)を作ってみてはいかがでしょうか?