ベトナムコーヒーという名前を一度は聞いたことがある方もいるでしょう。では、どのようなコーヒーなのでしょうか。

ベトナムコーヒーの概要

ベトナムコーヒーとは、ベトナムの伝統的な方法で淹れたコーヒーのことです。深めに煎った豆をフランス式のフィルターを使い、抽出します。濃厚に入れたコーヒーにコンデンスミルクを加えて飲むのが一般的です。

ベトナムでは植民地として支配されていたフランスの文化に影響を受けています。暑い気候でカフェオレを作るフレッシュミルクが手に入りにくかったため、コンデンスミルクで代用したのが始まりです。

ベトナムコーヒーの淹れ方

アルミまたはステンレス製のフィルターを使って淹れます。このフィルターは、通常カップに乗せる平たい部分、湯を受ける筒状の部分、筒の中に入れるフィルターの3重の構造になっています。それぞれに細かい穴を開けて、粉がカップに落ちないように作られています。

しかし、どうしても粉が穴を塞ぐため簡単には湯が通らず、抽出には5分から10分程度の時間がかかります。

また、フィルターが小さくたくさんのお湯を入れられません。そのため濃く抽出されます。

ベトナムコーヒーの飲み方

濃く抽出されるので、そのままでは苦くて飲めません。

あらかじめカップの底にコンデンスミルクをたっぷり入れておきます。その上からコーヒーを注ぎ、飲む際にスプーンでかき混ぜて飲みます。

砂糖ではなくコンデンスミルクを使用しているので、濃厚で甘くキャンディー舐めているような味になります。

アジアの風を感じながら飲みたいエスニックコーヒー、一度お試しください。