コーヒーと紅茶、どちらが健康に良いか考えたことはありますか?どちらもカフェインを含む飲み物ですが、健康面での効能を知った上でたしなむことで、より楽しめるのではないかと思います。
コーヒーと紅茶の共通点
コーヒーと紅茶の共通点と言えば、やはり”カフェインが含まれていること”です。カフェインによる効果は多々挙げられていますが、眠気を覚まさせてくれる覚醒作用があることで知られています。
また同様に、カフェインによる利尿作用や摂りすぎによる中毒性も共通しています。どちらも飲み過ぎには注意し、ほどほどに楽しむことが大切です。
そして、コーヒーや紅茶を楽しむ理由として最も多いのが、”リラックス効果”。コーヒーや紅茶の香りには脳のα波を活性化させてくれる働きがあり、休憩時など、落ち着きたい時には欠かせないですよね。
コーヒーも紅茶もまだまだ未知数
コーヒー、紅茶ともに全ての効能が解明されているわけではありません。
例えば、少し前まで、コーヒーの飲みすぎは発ガンのリスクがあると言われていました。しかし、ハーバート大学によると飲みすぎることの健康への影響は少ないとの研究報告が出されています。まだまだ秘められた効果がこれから解明されていくかもしれませんね。
また、紅茶は昔「不老長寿の霊薬」「東洋の秘薬」と呼ばれており、同様にコーヒーもイエメンやエチオピアなどで「不思議な赤い実」として伝説が語り継がれていたとのこと。
コーヒーと健康
まずはコーヒーの健康面への効果についてまとめています。真偽のほどはすべてが100%事実とは言えないものの、適量を守る前提で多くの効果が発表されています。
- 香りによるリラックス効果あり
- がんになりにくくなる
- アンチエイジング効果あり(老化防止・美容効果)
- ダイエット効果
- 二日酔いに効果あり
- うつ病の発症率が10%低下
- 心拍数を下げる(死亡率の低下)
コーヒーにはカフェインのほか、がんの発生や転移、増殖を防いでくれたり、シミ、しわ、たるみなどを防止してくれるクロロゲン酸(ポリフェノールの一種)も含まれており、美容やダイエット、健康維持のために飲まれる方も増えているそうです。
また、カフェインの効果により、気管支喘息が改善したり、偏頭痛の緩和も期待できるとも言われています。
紅茶と健康
コーヒーとの違いを挙げるとすれば、テアニン(アミノ酸の一種)や歯垢を予防してくれる紅茶カテキンなどの成分が特徴的なことです。
- 香りによるリラックス効果あり
- がんになりにくくなる
- アンチエイジング効果あり(老化防止・美容効果)
- ダイエット効果
- インフルエンザの感染を予防
- 成人病の予防効果あり
- 歯垢防止・虫歯予防
紅茶にもコーヒー同様にポリフェノールが含まれています。全ての紅茶は植物の葉から作られ、収穫後に十分に乾燥させます。乾燥時の酸化する過程において、有害な化学物質が取り除かれます。
アレルギーに悩む方には、紅茶のほうがおすすめです。しかし最近では、中国やインド、スリランカの茶葉から、アルミニウムや鉛なども検出されることもあるようです。健康に気を遣う方は産出国にも注意が必要ですね。
コーヒーと紅茶の健康効果 まとめ
コーヒーや紅茶の効果について、様々な研究が日々続けられています。膨大な数の報告があるなかで、矛盾した結果も数多くあります。まだ、どちらが本当に優れているのかを決めることはできないようです。
コーヒーと紅茶、共通していることは、どちらも飲みすぎると動悸や不眠症、吐き気を引き起こしてしまう可能性があるという点。どちらも、体の調子に合わせて適度な量を守ることが大切です。