とても身近にあるコーヒーですが、そこに含まれる成分についてご存知の方は少ないのではないでしょうか。コーヒーには約300種類以上の成分が含まれていると言われています。ここではそのなかでも代表的なものをご紹介します。

コーヒーの主な成分

コーヒーはたんぱく質、アミノ酸、油脂、クロロゲン酸類、ショ糖、セルロースなどに熱を加えることにより香りと味が作られます。その他にも、粗繊維、カフェイン、タンニン、有機酸、ニコチン酸、ポリフェノール、ミネラルなどが含まれています。

では、コーヒーの代表的な成分のカフェインとクロロゲン酸(ポリフェノール)について、少し掘り下げていきましょう。

コーヒーの主成分1:カフェイン

コーヒーの成分の代表といえばカフェインです。コーヒー100mlに約60mg含まれています。

カフェインの主な効果
・眠気を解消する
・記憶力や集中力をアップさせる
・胃酸の分泌を促進する
・脂肪燃焼酵素を活性化し、ダイエットに効果的
・利尿作用
・脳卒中のリスクが減少する

コーヒーの主成分2:クロロゲン酸(ポリフェノール)

コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが約200mg（100cc中）とカフェインより多く含まれています。ポリフェノールはコーヒーの色や味、香りを作り出します。ポリフェノールが持つ抗酸化作用が、がんや動脈硬化、糖尿病などの予防に効果を発揮すると言われています。

ポリフェノールの主な効果
・抗疲労作用
・抗酸化作用
・抗ガン作用
・抗菌性、抗ウイルス活性
・抗肥満作用
・脂肪代謝調節作用
・口臭抑制作用

コーヒーの成分まとめ

コーヒーは適量であれば、カフェインやクロロゲン酸などの、体に良い効果を与えてくれる成分が豊富に含まれています。

しかし、摂取し過ぎると逆効果を与えてしまう成分もあります。カフェインは摂取し過ぎると鉄分の吸収を妨げたり、尿と一緒にカルシウムが排出されやすくなります。また血管の収縮に作用し、偏頭痛を誘発したり、長期に渡り飲むことで胃腸や内臓を弱らせる原因にもなります。

適量を考え、健康的なコーヒーライフを送りたいですね