コーヒーを飲めば頭がスッキリすると言われています。コーヒーに含まれるカフェインは、適量であれば脳を活性化させる効果があるとされているためです。しかし、摂取量が多すぎると逆に脳に悪い影響を及ぼすとも言われています。
1日のコーヒー摂取の適量とは
1日何杯程度までが適量なのでしょうか。多くの方は「朝に1杯、昼に1杯」という場合が多いと思います。なかには「1日中飲んでいる」「飲まないと集中できない」という方もいらっしゃるかもしれません。
アメリカ食品医薬品局(FDA)のガイドラインによると、カフェインの安全な摂取量は約400mgまで。コーヒーのカフェイン含有量は、淹れ方や湯温、煎り具合によって異なってきますが、およそ100mlあたり60mgとされています。(コーヒー1杯150ml:カフェイン90mg)
コーヒーの容量別カフェイン摂取量
それぞれカップに換算すると1日あたり3~4杯が適量です。
- コーヒーカップ(150ml)
1日4杯まで - 缶コーヒー(200ml)
1日3本~4本まで - マグカップ(240ml)
1日3杯まで
コーヒーに頼りきって生活している場合、”慢性のカフェイン中毒”になっている可能性があります。コーヒーを定期的に飲まないと頭痛がする、集中できない、気分が落ち込むなどの症状がある方は要注意です。まずは少しずつカフェイン摂取量を減らし、コーヒー(カフェイン)への依存を軽くしていきましょう。
急性のコーヒー中毒の場合は、普段より多いカフェインを摂取してしまったときなどに起こるようです。こちらも十分注意しましょう。
急性カフェイン中毒の症状とは
例えば、大きなカップに並々と注がれたラテなどを一気飲みし、カフェインを多量に摂取したという場合、次のような症状が起こることもあるそうです。
- めまい、頭痛
- 発熱
- 腹痛、嘔吐感
- 心拍の異常
- 消化器官の異常
- ショック症状
- 不眠
上記のような症状が出たとき、ひどい場合はすぐに病院へ行く必要があります。軽度の場合は、水をたくさん飲むなどして、とにかくカフェインを体外に出すよう心がけてください。
適量のコーヒーはストレス緩和につながりますが、飲み過ぎても逆効果。1日3~4杯、適量までに留めるのが理想的です。
コーヒーの飲みすぎにはノンカフェイン!
コーヒーには、タンポポコーヒーやどんぐりコーヒーなどの『代用コーヒー』と呼ばれるものがあるのはご存知でしょうか。この代用コーヒーにはいろいろな種類があり、カフェインを含まない”ノンカフェイン”として知られています。
そのため、カフェイン依存症など、カフェインによる悪影響の心配なくコーヒータイムが楽しめます。妊婦や授乳中の方にも安心して飲んで頂けます。
デカフェ(カフェインレス)も試してみよう
ノンカフェインの代用コーヒーでは物足りない…という方は、コーヒー豆から”カフェインを除去した”カフェインレスコーヒーも試してみましょう。以前はコーヒー本来の風味が落ちることで知られていましたが、近年ではほとんど劣化が見られなくなったそうです。