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カフェを開くにはvol.3~資金調達の方法~

カフェを開くにはvol.3~資金調達の方法~

何かを始める時には必ず必要になってくるのが、お金です。この資金面のやりくりがおっくうだからこそ踏み切れない…まさに一番の障害とも言えますよね。今回は、カフェを開業するための資金とその調達方法について考えてみましょう。

カフェを開くために必要な資金を把握しよう

カフェを開くために必要な資金は、家賃、敷金・礼金、保証金、仲介手数料。そして設備、内装、外装、広告宣伝費、材料費…。さらには半年分の運転資金などを合わせた金額です。

これは、カフェの立地や広さ、メニューコンセプトによって大きく変動します。出店予定地を絞り、ざっくり数字をはじき出してみると、自分のお店に必要な金額が見えてきます。

業界未経験では借入できない!?

どんな業界でも、借り主が未経験で実績もない状態では、金融機関からの融資を受けることは不可能です。ほとんどの金融機関が“2年以上の実績を積むこと”が借入の条件のひとつになっています。

カフェが未経験の方が開業する場合は、自分のお店のためになる同業者の店舗で働き、経験を積む必要があります。

自己資本も必要

個人事業主でも法人でも、借入予定額の1/2~1/3の自己資本が必要です。開業前後は収入が低いか安定していないため、信用を得ることが難しいのです。

借入予定の金融機関で普段から預金するなど取引をしておけば、いざ開業資金を借りようと思った時に相談にのってくれるのでおすすめです。

融資をスムーズに受けるコツ

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スムーズに金融機関から融資を受けるためには、税金の未納がないこと、直近の決算書が債務超過でないこと、借入返済の遅延がないこと(クレジットカードや、住宅ローンなども影響します)などが、融資をスムーズに受けるコツです。

日頃から金銭にまつわることをきちんと管理し、正しく処理しておくことが重要となってきますので、注意してください。

融資が比較的受けやすい金融機関

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比較的融資が受けやすい金融機関は、日本政策金融公庫と言われています。銀行や信用金庫に比べ、比較的借りやすいのだそうです。ただし、自己資本金の有無とその比率、事業計画書の内容、個人の信用、面接をクリアすることが融資の条件となります。

事業計画書は具体的に

事業計画書は、店舗家賃、光熱費などの具体的な運転資金、見込み客数、売上、などの正確な数字をはじきださなければなりません。目指していることや、軌道にのるまでの対策についてなど、あらゆることを想定したプランをそえることもおすすめです。

資金調達は身の丈にあった計画進行が重要

自己資本金に余裕があればあるほど、資金調達に費やす時間が少なくなり、次のステップへと早く進むことができます。いきなりたくさんの資金を必要とするような事業計画はリスクが大きいので、なかなか通らない可能性があります。

まずは、今の自己資金プラスアルファでできる範囲からカフェ事業をスタートさせて、軌道にのり収入が安定してから、大手金融機関との取引を始めても遅くはありません。あせらず、身の丈にあった計画を練ってみてはいかがでしょうか。

※公的機関や市民バンクなど、ともかくまずは金融機関に直接相談してみることをおすすめします。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。