甘いものとコーヒーは、これ以上ないほどピッタリな組み合わせですよね。喫茶店などでもケーキやチョコレートのセットがメニューに載っており、ついつい注文してしまいます。
甘いスイーツに合わせたいコーヒーとはどのようなものなのでしょうか。
甘いものの口直しにはコーヒーを!
チョコレートやケーキ、フルーツなど、甘いものを食べているとコーヒーを飲みたくなるものです。とはいえ、美味しいスイーツとコーヒーを組み合わせるなら、どうせなら最高のペアリングで楽しみたいと思いませんか。
甘いもので感じる幸福感をさらに引き立ててくれる、そんなコーヒーの選び方を見ていきましょう。
甘いものにはブラックで合わせよう
喫茶店などでスイーツとコーヒーを注文する時は、できる限り砂糖もミルクも使っていないブラックコーヒーを注文しましょう。
コーヒーには“クロロゲン酸”という成分が含まれており、美味しい組み合わせという以上に、健康的にも良い効果をもたらしてくれます。それがクロロゲン酸の持つ“糖分を分解してくれる効果”です。甘いものを摂ってから30分以内に摂取することで、効果を発揮してくれると言われています。
チョコレートのような濃厚な甘さには?
スイーツの中でも、チョコレートのような濃厚な甘さを持つスイーツには、深煎りでコクのある苦味の強いコーヒーがおすすめ。
特にエスプレッソは相性が抜群。濃厚な甘さに対して、しっかりとした苦味とコクを持ったエスプレッソは最高のパートナーと言えます。
本場イタリアで立証された楽しみ方
実際、エスプレッソの本場イタリアでは、チョコレートとエスプレッソを一緒に楽しむのが定番とされており、多くのバルでチョコレートが販売されているようです。
ケーキやパンケーキなどのスポンジ系には?
スイーツの定番であるケーキにも、深煎りのコーヒーがおすすめです。ただし、エスプレッソほど苦味の強いコーヒーにしてしまうと、甘さが強い苦味に負けてしまうので、「深煎りのドリップコーヒー」くらいがちょうどいいです。
ケーキに中でも、ナッツ類を使用したものは特にコーヒーとの相性が良いと言われています。また、パンケーキなどの付け合せとしてよくあるアイスクリームも、まろやかな甘味が深煎りのコーヒーとマッチします。
カスタード系のまろやかスイーツには?
コンビニスイーツの定番であるシュークリームやプリンといった、カスタードや生クリームを使ったものには「酸味の少ない中深煎り」のコーヒーがおすすめ。
酸味よりコク深さで選ぼう
カスタードやクリームのようなまろやかな甘さには、酸味を合わせるよりコーヒーの“コク”のあるちょっとした苦味がマッチします。深煎りやエスプレッソまでみ紙の強いこーひーにしてしまうと、甘みが完全に負けてしまうので“弱めの酸味・強めの苦味を持つコーヒー”を合わせてみてください。
フルーツ系の酸味の強いスイーツには?
フルーツ系のスイーツには“酸味”を意識したコーヒーを合わせるといいです。フルーツの特徴として、すっきりとした甘味と淡い苦みを持つ酸味が挙げられます。
フルーツの酸味を生かす浅煎り焙煎
苦味の強いコーヒーを合わせてしまうと、フルーツの特性がかき消されてしまいます。北欧で飲まれているような、口当たりのさっぱりとした浅煎りのコーヒーがぴったりです。
甘いものに合わせたいおすすめのコーヒー まとめ
甘いものにはコーヒーを。この考え方は揺るぎません。しかし、甘さとひとえに言っても様々で、それにしっくりくるコーヒーの淹れ方や焙煎度合いも異なってきます。スイーツと合わせて楽しむ贅沢なコーヒータイムは、せっかくなら最高の組み合わせになるコーヒーを選びたいものです。