「ドッピオ」という言葉、カフェなどでオーダーする際に聞いたことはありませんか?コーヒーには、いくつかの専門用語があり「ドッピオ」もその言葉の1つ。今回は、ドッピオの意味やオーダー時の言葉の使い方に関して紹介していきます。
ドッピオはエスプレッソの“量”を指す用語
ドッピオは、イタリア語で「ダブル」を指す言葉です。コーヒーの世界ではエスプレッソの“ダブルサイズ”という意味を持ちます。エスプレッソ1杯あたりコーヒー豆を7〜10g使い、30mlほどの量を抽出できます。つまり、ドッピオは14〜20gで約60mlほどの量、となります。
オーダー方法
2倍サイズのエスプレッソを頼む時は、「エスプレッソ、ドッピオでお願いします」と言うのが正しいオーダーの仕方です。もちろん、日本国内では“ダブルエスプレッソ”でも通じますが、本場イタリアでは「エスプレッソをドッピオでお願いします」とオーダーするのが一般的です。
カスタムコーヒーのオーダー時に
ラテやマキアートなどのカスタムコーヒーをオーダーする際も「ドッピオ」というオーダーをすることがあります。カスタムコーヒーを作る際に使うエスプレッソの量を増やし、よりコーヒー感を強く感じたい時に使ってみてください。
よりエスプレッソ寄りの注文に
例えば、“キャラメル・マキアート”を飲みたいけどいつもよりコーヒー寄りの苦味の効いたテイストにしたい時は「キャラメル・マキアートのトールサイズ、エスプレッソをドッピオでお願いします」といえばOK。
カフェによっては、ドッピオをオーダーすることで値段が高くなることもあるので、メニューを確認してから注文するようにしましょう。
その他エスプレッソオーダー時に使えるコーヒー用語
ドッピオの他にも、エスプレッソのオーダー時に使えるコーヒー専門の用語がありますので見ていきましょう。
- エスプレッソ・ソロ
いわゆる普通のエスプレッソ。ワンショットとも言われる一杯のエスプレッソを指す言葉です。 - エスプレッソ・リスレット
エスプレッソ・ソロと同量のコーヒー豆(7〜10g)で抽出量を半分にしたものを「エスプレッソ・リスレット」と言います。同量の豆に対して抽出量が少ないので、エスプレッソ・ソロよりも濃厚な味わいを求める方におすすめです。 - エスプレッソ・ルンゴ
エスプレッソ・ソロと同量のコーヒー豆(7〜10g)を使って、抽出量が倍になったものを「エスプレッソ・ルンゴ」と言います。エスプレッソ・ソロよりもすっきりとした苦味の少ない味になりますので“濃すぎるのはちょっと…”という方におすすめです。
「ドッピオ」はエスプレッソのダブルサイズを指す言葉
このように、エスプレッソ1つを取ってもたくさんの種類があるります。イタリア人にとってエスプレッソは、“自分の好きなように楽しむ自由なもの”という認識のため、日本に比べると幅広い飲み方をされています。
使いなれない言葉「ドッピオ」ですが、カフェでエスプレッソ系のコーヒーをオーダーする際は、ぜひ使ってみてくださいね。