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コーヒー用語集【た行(て〜と)】⑤

コーヒー用語集【た行(て〜と)】⑤

コーヒーの専門用語や、コーヒーにまつわる言葉を紹介していく当コラム。今回も引き続き「た行」のコーヒー用語を見ていきます。

テロワール

コーヒー農園_テロワール_環境

生育環境のことを意味する言葉。気候、土壌などコーヒーが育つ上での条件を全て含んだ環境のことを「テロワール」と総称して呼びます。コーヒーだけではなく、ワインの世界でもこの言葉が使われます。

透過法(とうかほう)

簡単抽出方法_メリタ

透過法とは、コーヒー抽出方法の一つです。挽いたコーヒー豆(粉)にお湯を注ぎ、“コーヒーにお湯を通して抽出する方法”で、コクのある抽出ができる反面、雑味が出やすいのが特徴です。

ドリップ形式の抽出方法を一般的には指しますが、3つ穴のドリッパー「カリタ式」に対し、1つ穴のドリッパー「メリタ式」は浸漬法(しんしほう)です。フレンチプレスのような“コーヒー豆を浸す抽出方法”を浸透法と言い、雑味が少ない分透過法に比べアッサリとしています。

等級

コーヒー豆のグレード(品質の違い)を等級と言い表すことがあります。豆の大きさや生産地の標高、欠点豆のパーセンテージなど、産地や国ごとに等級の設定方法は異なってきます。

よく見かける表記として「〜No.2」「〜スプレモ」「〜AA」「〜G-1」などが等級を表しています。

ドゥ・クリュー

「ドゥ・クリュー」は17世紀から18世紀にかけて活躍したフランス海軍の将校です。1720年代、フランスの植民地によるコーヒー栽培を提唱し、その発展に注力したといわれている人物です。

ドゥ・ベロワ

「ドゥ・ベロワ」は、世界で初となるコーヒーポットを開発したと言われている人物です。現在のドリップポットの原型となっており、トルコ式の煮出すコーヒーから“濾す”抽出方法へ移行する転換として大きな役割を果たしました。

トースティ

コーヒー豆_香り_焙煎

コーヒーの風味を表現する言葉。読んで字のごとく、焼きたてのトーストのような香ばしい風味を持っているコーヒーに対して使われる表現です。

トライアルカッピング

「トライアルカッピング」とは、カップテイストを行なう人の練習方法の1つです。3つのカップの中から、1つだけ異なった味のコーヒーを見極めるというもので、正確なカッピング技術をつけるためには欠かせない練習方法となっています。

ドライチェリー

ドライプロセス_コーヒーチェリー_ドライチェリー

収穫したコーヒーチェリーを天日乾燥させた状態のもの。果肉や外の皮が黒く乾燥していくため脱穀しやすい状態になっています。ドライチェリーを脱穀して、コーヒーの種子を取り出し生豆として商品化していきます。

ドライプロセス

コーヒー豆精製方法の1つ。収穫したコーヒーチェリーを天日乾燥させ、ドライチェリーを作る工程を「ドライプロセス」と言います。水を使って精製する「ウォッシュド」よりも、酸味が少ないコーヒーができやすいと言われています。水資源の乏しい南米の国でよく使われる方法です。

ドライングサイクル

コーヒー豆を焙煎する過程の一つです。豆の温度が150℃程度に上がるまでの段階を指します。この過程は“蒸らし”ともいわれており、緑色のコーヒー豆が薄く黄色がかった色に変化していきます。

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coffeemecca編集部

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