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ルクセンブルグのコーヒー文化と特徴

ルクセンブルグのコーヒー文化と特徴

「コーヒー消費量の多い国」と言われたら、どの国を想像しますか?原産国のコロンビア、エスプレッソの本場イタリアなど様々な国名が挙がってくるでしょう。

しかし、世界で特にコーヒーの消費量が多いと言われているのは実はルクセンブルグなのです。ここでは、ルクセンブルグのコーヒー事情について見ていきましょう。

世界屈指のコーヒー消費国ルクセンブルグ

ルクセンブルグはフランス、ベルギー、ドイツに隣接する西ヨーロッパの国家。世界でもまれに見る経済状況の良い国で、ベルギーと並びチョコレートが有名な生産物となっています。

そんなルクセンブルグは、世界最大のコーヒー消費国家としても有名です。1日平均で、7杯以上のコーヒーを飲むほどの量を消費しているというデータもあるほどですが、この消費量にはある理由があったのです。

税率が安く周辺諸国の人々が購入するため

実は、ルクセンブルグの税率が、世界屈指のコーヒー消費量と密接な関係にあります。隣接するEU諸国に比べ、ルクセンブルグは税率も安く“買い物に適した国”と周辺国から大人気なのです。

コーヒーにかかる税率も、ドイツやベルギーが6〜7%であるのに対して、ルクセンブルグは3%しかかからないため、「コーヒーを買いにルクセンブルグへ行こう」と考える周辺国家の人々が多いと言われています。

つまり、自国での消費の他“他国の人々の消費”もあるため、ルクセンブルグは圧倒的に高いコーヒー消費量を誇っているわけなのです。

ルクセンブルグ独特のコーヒー

カプチーノ・ルクセンブルジョワ_ルクセンブルグ

そんなルクセンブルグにも、独自のコーヒー文化があります。一番有名なのは「カプチーノ・ルクセンブルジョワ」と呼ばれるもの。ルクセンブルグでカプチーノを頼む際は、イタリアンかルクセンブルジョワかの2通りから選ぶことが多いそうです。

カプチーノ・ルクセンブルジョワ

イタリアンは、日本でも馴染み深い普通のカプチーノ。では、ルクセンブルジョワは何かというと、カプチーノに大量のホイップクリームを乗せたものです。

カプチーノの表面がすべて隠れるくらいのホイップがのっていることから、デザート感覚で楽しむコーヒーに近いです。オーストリアのウィンナーコーヒーとも似ています。

ブラックで飲むのが主流の日本とは異なり、諸外国では様々な飲み方があることに驚かされます。甘さ、量、スタイル、各国それぞれ独自の文化がありますので旅行に訪れる際はぜひ“その国のスタイル”でコーヒーを楽しんでみてください。

ルクセンブルグのコーヒー文化と特徴 まとめ

コーヒー消費量世界屈指と言われているルクセンブルグ。紹介したように他国から来る方々の消費も多いですが、1日平均7杯以上という計算が出るからには、コーヒー好きな国民に間違いないようですね。

独特な飲み方である「カプチーノ・ルクセンブルジョワ」は、甘党の方にはたまらないコーヒーでしょう。あまり馴染みのない国ですが、コーヒーを飲みに訪れてみたいものですね。

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coffeemecca編集部

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