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プラハ(チェコ)のカフェの特徴&楽しみ方

プラハ(チェコ)のカフェの特徴&楽しみ方

チェコという国はカフェというよりむしろ、ビールの印象の方が強いでしょう。しかし、首都プラハを歩いていると、面白いカフェや美味しいスイーツに巡り合うことができます。今回はプラハを中心に、チェコのカフェの特徴についてご紹介していきます。

プラハのカフェ(Kavarna)の種類

Kavarna / Cafe:一般的なカフェ

プラハ カフェ 特徴 ①

Kavarna(カヴァルナ)やCaféと書かれているカフェは、日本や他国と同じ一般的なカフェです。コーヒーや紅茶、そしてケーキなどが置かれています。

しかし、チェコならではな点も見受けられます。実は、多くのカフェでアルコール飲料が提供されているのです。高級カフェではワインやリキュール、一般的なカフェでもビールは高い確率で置かれています。

プラハ カフェ 特徴 ②

特にビールに関しては、チェコの日常飲料だけあって、瓶ビールではなくサーバーで提供されているカフェも多いです。コーヒーに飲み飽きた時はビールも一つの選択肢かもしれません(笑)。

Cukrárna(ツックラールナ):ケーキがメインのお店

プラハ カフェ 特徴 ③

街中を歩いていると、一見カフェに見えますが、店名に“Cukrárna(ツックラールナ)”と書かれたお店があります。これはケーキ屋さんで、隣国のドイツやオーストリアのKonditorei(コンディトライ)に近いお店です。

プラハ カフェ 特徴 ④

そのためメニューもケーキやお菓子に力が入れられており、様々な種類がそろえられています。もしチェコのスイーツを楽しみたいという方は、Cukrárna(ツックラールナ)を中心に探してみると良いでしょう。

大抵のCukrárna(ツックラールナ)にはイートインスペースが広く確保されており、カフェと変わらない感覚で寛げます。またテイクアウトも可能なので、ホテルへ持ち帰るのもお勧めです。

カフェとコーヒーの特徴

ウィーン風で提供されるコーヒー

プラハ カフェ 特徴 ⑤

プラハは元々ハプスブルク帝国領であったこともあり、コーヒーは基本的にウィーンスタイルで提供されます。銀盆にコーヒーカップと水の入ったコップを乗せてやってきます。

しかしこのスタイルは昔ながらのカフェの話で、シアトル系・サードウェーブ系のカフェでは、日本と同じようなスタイルでコーヒーが提供されます。

そこまでカフェは多くない

カフェがウィーンスタイルならば、ウィーンみたいにカフェがあちこちにあるのかと言うと、実はそうでもありません。もちろんプラハっ子もコーヒーを飲んで寛ぎます。

しかしそれ以上にビアホールが多く、意外とカフェを見つけるのは難しいかもしれません。時には「カフェだと思って入店したら、ビアホールだった!」なんてこともしばしばです。気を付けてください。

コーヒーは基本エスプレッソ+トルコ?

ドイツの喫茶店に行くと、エスプレッソとドリップの両方が置いてあります。しかしチェコのカフェでは、コーヒーのほぼ全てがエスプレッソです。

プラハ カフェ 特徴 ⑥

しかし稀に見られるのが、何とトルココーヒー。近年はあまり見かけませんが、時折メニューに“Turecká Kava”や“Turek”と書かれていることがあります。これを頼むと、上澄み液を飲むトルココーヒーが出てきます。これは昔、オスマン帝国と接していたハプスブルク帝国の名残なのかもしれません。

チェコの有名なスイーツ

さて、カフェの特徴を知ったところで、次はチェコや中東欧のスイーツを見ていきましょう。

Medovník(メドヴニーク:蜂蜜ケーキ)

プラハ カフェ 特徴 ⑦

チェコのお菓子と言えば「メドヴニーク(Medovník)」と思う方もいらっしゃるでしょう。このケーキは蜂蜜とナッツとクリームを、スポンジで挟んだケーキです。

しかし実はこのケーキ、プラハの中心部ではなかなか見つけられません。オシャレなスイーツというより、昔ながらのお菓子という存在で、プラハ中心部より郊外や地方都市で見かける機会の多いケーキです。

Trdelník(トゥルデルニーク)

プラハ カフェ 特徴 ⑧

ガイドブックによってはクリームロールと紹介されているかもしれません。プラハ市内の屋台で売られている人気菓子です。

ロンパンのようなカリフワの生地で、中の空洞にクリームやアイスを詰め込んで売られています。街中散策する時に食べ歩きしてみてはいかがでしょうか。

Větrník(ヴィェトゥルニーク)

プラハ カフェ 特徴 ⑨

ヴェトゥルニークは「風車」という意味で、上から見ると風車のように渦巻いた形をしています。クリームを生地で挟んで、上をキャラメルソースで固めたお菓子です。チェコの伝統スイーツなので、ぜひ食べてみてください。

面白いプラハのカフェ

プラハのカフェは、ハプスブルク文化らしいゴージャス感がある一方で、真っ昼間からコーヒーではなくビールを飲んでいたり、甘いスイーツで溢れていたりと、他国とは一線画した面白さがあります。そして昔の建物が多く残っている街並みのため、カフェもノスタルジー溢れる物も多く、雰囲気を楽しむこともできます。

プラハの夜がビールならば、昼はカフェでスイーツとともにリッチな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。