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カフェで撮る写真のコツ

カフェで撮る写真のコツ

みなさんこんにちは。InstagramやFacebookといったSNSが隆盛を極める昨今、街では至る所で写真を撮っている人達を目にします。仰々しい一眼レフを使っている人もいれば、スマートフォンで気軽にパシャリと撮っている人も。

 

スマホで撮影

自分はInstagramを始めてから4年ほどはスマートフォンで写真を撮ってアップしていました。まだカラーですらなかった時代からケータイを使っていた身としてはスマホでも十分すぎるほどでした。

 

Sony α7ⅱ+コシナ Voigtlaender NOKTON CLASSIC 40mm F1.4 で撮影

しかし、ある時カフェ仲間が富士フイルムのミラーレス一眼を買ったとのことで、拝借して遊ばせて貰いました。使い方も解らず雰囲気で何回かシャッターを切っているうちにすっかりカメラの虜に。2日後にカメラ屋に走り、勢いでデジタルカメラを購入。それ以来カメラ歴は2年弱です。

カメラ歴は大して長くないのですが、スマートフォンからカメラに変えてからは、Instagramのフォロワーも加速度的に増えて、多い時で1日120人位の方からフォローして貰うこともあったりなので、コツみたいなものはお伝えできるかなと思い、今回のコラムに至ります。

カメラや写真の解説をしているサイトって、被写界深度とか位相差とか色収差とか、専門用語が多用されています。そういった用語を覚えても「で、結局上手い写真ってどうやったら撮れんねん!」という人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、特に専門的な話は出てきませんのでご安心下さい。

特にこれから挙げる3つポイント抑えれば、ある程度良い感じの写真になるんじゃないかと思います。と言うよりは、普段私が写真を撮る際に気にしているポイントですね。

カフェで撮る写真のコツ、の前に

3つのポイントと言いましたが、それ以前に大事なことがあります。それは「周りの方への配慮を忘れない」ということ。
カフェやコーヒー屋は本来「コーヒーや料理を楽しむ」「ゆっくりする」場所であること、それを目的に訪れる人達が大勢います。写真撮影をする際はマナーを守りましょう。

  • 写真撮影を快く思っていないお店(お客さん)がいることを理解する。
  • 混んでるのにいつまでも写真を撮り続けない。
  • 料理は提供されたタイミングが一番美味しい。

とあるカフェのマスターが「2,3枚撮ってしっくりこなかったら、その日・その場所では上手く撮るのは無理だから諦めた方がいい」と言っていました。本当にその通りだと思います。

ちなみに自分は、事前にInstagramで確認していたとしても、初めて行くお店では「写真撮ってもいいですか?」と聞くようにしています。
説教くさくなってしまいましたが、以下本題の3つのポイントです。

 

カフェで撮る写真のコツ①【撮影場所】

お洒落なカフェやインスタ映えする人気のスポットに行こう!ということではなく、例えば、同じ店でも座る席によって写真の印象が大きく変わりますよ、という話です。

側光で撮影

ポイントは電球の光ではなく、日光、所謂「自然光」を利用して撮影することです。お薦めは、サイドから光が入る席。良い感じに陰影がつき、立体感のある写真になります。これは、午前10時位に撮影した写真です。写真の右側から光が入っているため、左側に陰影が出ているのが判るかと思います。

順光で撮影

たとえば日光が自分の背後ある場合(順光)は、被写体をくっきりと撮ることはできますが、影がなく全体的にのっぺりとした印象になってしまいます。

逆光で撮影

対して、日光が自分の正面にある場合(逆光)は、雰囲気のある写真になりますが、被写体が黒く塗りつぶされてしまいます。

夜の室内で撮影

おなじ場所で撮影しても光が当たらない時間帯(夜とか曇りの日とか)だと、写真の印象は大きく変わります。どうしても暗い印象になってしまうので、個人的には夜撮影するときは、背景にあるキラキラしたものを利用してバランスを取っています。

カフェで撮る写真のコツ②【ボケ】

被写体(コーヒーや料理)を強調する効果がある背景のボケた写真も人気です。例えば下の2枚の写真。


F値2.8で撮影


F値1.4で撮影

普段スマホで撮影している方には「F値」という言葉は馴染みがないかも知れませんが、これは「レンズの明るさ」を示す指標です。(スマホはF値が固定されているので、F値を調整するという概念がないのです。)

「ボケを強調した写真を撮りたい」というのが、カメラを買う理由のひとつかも知れませんね。

F値1.4で撮影した写真の方が、より背景がボケているのが判りますね。ここら辺は完全に好みで、被写体が浮かび上がる柔らかい写真を撮りたい、と言う方はF値が小さいレンズを、くっきりとした写真を撮りたい時はF値を大きくして撮影、と覚えていただければ良いかと思います。

Instagramの「チルトシフト」

スマホは特性上ボケを出すのは難しいのですが、Instagramの「チルトシフト」を使うと被写体以外をボケさせる効果があります。若干ボケを強調することはできます。


ポートレートモードOFFで撮った写真


ポートレートモードONで撮った写真

また、最近のiPhoneでは「ポートレートモード」を使うと背景がボケたりします。上の2枚は同じシチュエーションでポートレートモードをON、OFFで撮った写真ですが、ポートレートモードをONにするとデジカメで撮ったのでは?と思うくらい被写体に対して背景が良くボケて撮れます。

 

カフェで撮る写真のコツ③【水平垂直】

個人的には、写真を撮るときに一番意識しているポイントです。カフェの写真に限らずInstagramでいいねが多い人は、みんな意識しているのではないでしょうか。

水平垂直がダメなパターン

上の写真を見て貰うと解ると思いますが、なんかガタガタしていますよね。水平垂直がダメなパターンは、不安定な印象を与えてしまいます。いくら良いカメラを使ってもこれでは台無しです。

水平垂直を意識して撮影

水平垂直を良い感じに撮影するには、被写体ではなくその周辺を意識してみてください。例えばこの写真で言うと、被写体(カフェラテ)ではなく、テーブルの線が平行になっているか、背景の立て看板が垂直になっているか、といったところです。

さいごに

一眼レフは綺麗な写真を撮りたい!という欲求を叶えてくれますが、大きさもあり、重いです(ずっと持ち歩くと肩が凝ります)。普段気軽にサッと撮りたい、という人はミラーレスカメラやコンパクトデジタルカメラをお薦めします。

あと、よくInstagramのコメントやメッセージでよく質問されるのが「レンズは何mmを使っていますか?」。この「何mm」というのは所謂「焦点距離」のことです。もの凄くザックリいうと「焦点距離の違い=撮った写真の見え方の違い」と覚えておいていただければ良いかと。


焦点距離16mmのレンズで撮影


焦点距離40mmのレンズで撮影

同じ位置から撮影した写真ですが、焦点距離が短い方が被写体が遠く見えますよね。16mmという焦点距離は「広角レンズ」に分類されるのですが、写る範囲が広いので、お店の雰囲気も写せる反面、被写体のみを強調するのが難しく、手元のものを撮るテーブルフォトには、若干不向きとも言えます。

35mm~50mmくらいのレンズですと、目で見ているものと近い印象になるのでお薦めです。イメージセンサーのサイズで焦点距離の換算が変わるのですが、そこら辺は割愛させていただきます。

こういう時代だからこそ、写真を撮ってアップするのもカフェの楽しみ方の一つだと思います。ルールやマナーも守りつつ楽しんでいただけるよう、参考になれば幸いです!

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。