資金・物件・メニューときたら、いよいよカフェ開業に向けた周囲へのアプローチが大切になってきます。今回は、自分のカフェを効果的に宣伝する方法についてお話します。
宣伝広告のやり方
カフェを開業するにあたって必要な宣伝活動。昔は新聞の折り込みチラシなどが主流でしたが、今は地域に配布されるフリーペーパーに掲載するのがまずはおすすめです。
フリーペーパーの場合、ある一定の文言を載せたり、メニューを紹介するスペースもあります。オープンの時に大切なのは、まずはお客様に自店の情報を知ってもらうことです。地域密着型の情報誌に掲載することで、かなりの宣伝効果が期待できますよ。
オープン時の粗品が効く
カフェを開業する際、粗品を用意する方法もおすすめです。できれば物ではなく、お店で提供するパンや菓子などをお客様に差し上げるのが最も効果的。口コミでも広がりますし、例えば看板商品を持ち帰り広めていただくことで、取り扱っているメニューの味や特徴も覚えていただけます。
“ロゴ”を有効的に使おう
さらに、テイクアウト袋などにお店のロゴを入れておくことで、粗品を持つお客様全てが歩く広告の役割を果たしてくれます。ロゴ入りの袋、例えば紙袋などはなんとなく捨てずにとっておきたいもですしね。
事前のあいさつ回りは重要!
カフェの近所の店や家には、工事に取り掛かる際に一度あいさつに伺うことになりますが、オープンが決定した際、もしくはオープン日当日にも再びあいさつに伺うのがおすすめです。
近隣の方々と交流をもっておくとトラブルが発生した時にも解決しやすくなりますし、お客様として遊びに来てくれる可能性もあります。
SNSを活用しよう
SNSを活用し、自分のカフェができるまで、その都度一連の写真と一緒に情報を発信していくのもおすすめ。カフェ開業について興味を持っている方も多いですし、少しずつ完成に近づいていく店内やメニューなどについて、リアルタイムで共感や共有できる仲間が増えることは、大きな宣伝効果を生みだします。
オープン後も続けよう
SNSによる宣伝は、カフェをオープンさせてからも続けることが重要です。リアルタイムで季節限定のメニューや時期ごとのおすすめの紹介ができますし、コメントなどから客観的に判断できるひとつのデータとしても便利です。
オープン後もSNSによる投稿を行っていき、割引券や自店独自の企画を公開していく等、ある一定のサービスが受けられるようSNSを連動させるのもおすすめですよ。
SNSを意識した盛り付けにする
SNSでは、自分以外の人にもお店の写真をアップしてもらうことも大切です。そのため、お店のドリンクやフードメニューを写真映えする盛り付けに、またはコーヒーカップを可愛らしくすることで、より効果的な宣伝が期待できます。
見栄えのするメニューを見ると、ただそれだけでも写真投稿したくなるものですからね。
メディアへの露出は慣れた頃がおすすめ
カフェをオープンすることで、メディアから取材オファーが来るケースもあります。大金をはたいて載せたい雑誌に広告を出すことも可能ですが、開業して間もないうちに投資による宣伝はあまりおすすめしません。(場合にもよりますが…)
メディアに取り上げられることで、急にたくさんのお客様が押し寄せるケースを一例に、予期していなかった事態が起こりうる可能性もあるためです。ここでうまく対応できなければ、お店の評価を下げてしまいかねません。
また、もともと来てほしかった地域のお客様の足が遠のく可能性もあるため、まずはデータが蓄積され、お客様の来店が増えてもさばけるようになってから等の“慣れ”を意識してからメディアへの露出をすると安心して経営を進めていくことができます。