眠気冷ましにコーヒーを飲まれる方も多いと思います。コーヒーに含まれるカフェインが中枢神経に働きかけるため、眠気を抑える効果は抜群です。
リフレッシュなどでつい摂りがちなカフェインですが、一体どのくらいの量が体にとっての適量なのでしょうか。
コーヒー1杯に含まれるカフェイン量
インスタントコーヒー1杯あたりのカフェイン含有量は約70mgです。欧州連合(EU)の調査によると、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量は、成人で1日400mg未満。1回の摂取量が200mgを超えないようにと提示しています。通常のコーヒーであれば、1日のカフェインの摂取量は4、5杯までが適量のようです。
(参考 http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/eiyobu/blog/category/cate_none.htm)
妊娠中の女性や子どもは注意が必要
妊娠中はカフェインを分解・排泄するまで時間がかかります。妊娠中の女性は1日200mg未満を目安にするといいようです。コーヒーであれば1日2杯程度ですね。
子どもの場合、カフェインの摂取量が体重1kg当たり3mg以内に抑えるべきという調査結果もあります。
(参考:http://food-faq.jp.net/modules/faq/?action=Detail&faqid=50)
コーヒー以外のカフェイン
コーヒー以外の飲み物にもカフェインは含まれています。例えば、紅茶1杯あたり約45mg。緑茶では1杯あたり約30mgとなっています。また、栄養ドリンクやエナジードリンクなどにもカフェインは含まれています。
カフェインを摂取しすぎると?
カフェインの副作用には2種類があります。短期に大量に摂取した場合の急性中毒は胸痛・胃痛・嘔吐など。長期間に摂取し続けた場合の慢性中毒は睡眠障害や頻尿などです。
このように、カフェインを取りすぎると危険な症状がたくさんあります。
コーヒーのカフェイン量が多いので、コーヒーだけに注目してしまいがちです。しかし、カフェインは色々な食品に含まれています。1日の摂取量を総合的に考えるとオーバーしている場合もあります。
私たちの生活で頻繁に飲まれるコーヒー。リラックス効果や覚醒効果など嬉しい効能もあります。しかし、カフェインの摂取量を考えると適量を守って飲むことが大切なようです。