自動販売機やコンビニで手軽に購入できる缶コーヒー。通勤時や食後など、つい購入してしまうことはよくあります。しかし、健康面への影響はどうなのでしょうか。缶コーヒーは多量の砂糖を含んでいる種類もあります。実際に缶コーヒーを飲むことで、健康に影響があるのか調べてみました。
缶コーヒーは太るし、痩せる
缶コーヒーで太る場合
コーヒーを飲んで太る場合の原因は何でしょうか。
コーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインの影響により、コルチゾールというストレスホルモンが増えます。このコルチゾールが食欲抑制の働きをするセロトニンを減らし、食欲を増幅させます。また、脂肪分解の働きをする成長ホルモンの分泌を抑えるので、代謝が悪くなり太りやすくなります。
缶コーヒーで痩せる場合
痩せる場合もカフェインの影響と考えられます。
カフェインは、脂肪を分解する消化酵素リパーゼの働きを活発にします。脂肪は、脂肪酸とグリセリンに分解されて燃焼します。このときに必要なのが消化酵素リパーゼです。さらに、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が脂肪の分解を促進します。このことから、コーヒーにはダイエット効果があるといわれています。
糖尿病と缶コーヒー
糖尿病にカフェインが有効とあると耳にした方も多いのではないでしょうか。コーヒーに含まれるカフェインを摂取することで、糖尿病に有効な遺伝子が増加し、糖尿病になりにくくなるようです。
しかし、一般の缶コーヒーでは逆効果なので注意が必要です。おおよそ1缶に、約角砂糖5個分の砂糖が入っています。さらに、乳化剤や安定剤などの添加物も含まれます。
糖分は血糖値を上げる要因ですから、糖尿病にかかる原因になり得ます。適度に飲む分には問題ありませんが、他の食事でも糖分は摂取しています。
1日に何本も飲んでいては、体に悪いのは明確。糖尿病を意識しているのであれば、純粋なブラックが良いようです。
手軽でおいしい缶コーヒーは、つい手が伸びてしまいます。毎日を健康に過ごすためにも、適度に飲むことを心がけ、上手に付き合いたいですね。