コーヒーに美肌効果があることをご存知ですか?アンチエイジングとしても名高い「コーヒーの美肌効果」について見てきましょう。しかし、コーヒーが肌に与える影響は良いことばかりでもないので、当然飲み過ぎには注意です。
コーヒーが持つ美肌効果
まずは、コーヒーを飲むことによって得られる美肌効果について見ていきましょう。
シミの抑制
コーヒーには、「クロロゲン酸」と呼ばれるポリフェノールが含まれており、その量は赤ワインと同程度と言われています。クロロゲン酸には抗酸化作用があり、紫外線による活性酸素を除去してくれます。シミの発生を抑えてくれるのです。
肌の老化防止(アンチエイジング)
肌の老化が進むのは「活性酸素」の影響です。コーヒーに含まれるクロロゲン酸の抗酸化作用によって、活性酸素除去によるシミの抑制だけでなく、シワやたるみといった「肌の全般的な老化防止」にも効果があるとされています。
殺菌効果によるニキビ・肌荒れ改善
クロロゲン酸には殺菌作用もあるので、肌荒れなどのトラブル改善にも役立ちます。また、コーヒーの利尿作用によって老廃物排出が行われるので、むくみをおさえたり、小顔への効果も期待できそうです。
飲み方次第では肌に悪影響も
コーヒーには美肌効果があります。しかし、だからと言ってたくさん飲めば良いというわけではありません。飲み方を間違えると悪影響を及ぼすこともあるのです。コーヒーによる美肌を目指す上で、いくつか注意しなくてはならないことがあります。
砂糖を入れすぎない
砂糖の過剰摂取は血糖値上昇を招き、余分な皮脂を促してしまいます。余計な皮脂はニキビの原因や肌荒れトラブルのもとになってしまいますので、コーヒーを飲む際は砂糖を入れすぎないようにしましょう。
ミルクの成分に気をつける
コーヒーにミルクを入れる際は、その成分に注意しましょう。普通の牛乳を使っていれば問題はありませんが、ポーションミルクの中には“トランス脂肪酸”が使われているものも存在します。トランス脂肪酸は、腸内環境を悪化させる場合があるので、肌荒れにつながる恐れもあるのです。できるだけブラックで飲むことをおすすめします。
朝食前のコーヒーに注意
朝の眠気覚ましにコーヒーは最適ですが、肌にはあまり良い影響を与えません。朝は胃の中が空の状態なので、コーヒーを流し込むと胃酸が過剰分泌し胃が荒れる原因になるのです。胃荒れは肌荒れの原因に直結してしまいますので、コーヒーを飲むなら朝食後にしましょう。
就寝前のコーヒーは控える
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、就寝前に飲んでしまうと睡眠の質を低下させてしまう恐れがあります。睡眠不足も、肌荒れの原因となります。寝る前のコーヒーも控えましょう。
飲み過ぎに気をつける
カフェインには利尿作用があるので、過剰に摂取してしまうと体内の水分が失われ、肌の乾燥につながってしまいます。
また、カフェインには身体を冷やす働きもあり、代謝が下がってしまいます。これも肌の乾燥を引き起してしまうのです。
美肌効果を高めるコーヒーの飲み方
美肌効果を目的とする上で、おすすめしたいコーヒーの飲み方を紹介します。通常の楽しみ方とは少し違う部分もあるので、注意してくださいね。
適量を3~4時間ごとに飲む
美肌効果を高めるために適したポリフェノール量は、1日あたり1,000mg〜1,500mgです。1杯の量にもよりますが、およそコーヒー3杯から5杯分程度を目安にしてみてください。
また、コーヒーは3〜4時間ごとに1杯ずつ飲むようにしましょう。そうすることによって、クロロゲン酸の抗酸化作用が適度に持続するからです。
浅煎りコーヒーを選ぶ
焙煎を深めることによりクロロゲン酸は減少していきます。深煎りの豆よりも、浅煎りの豆にクロロゲン酸が豊富に含まれている、ということです。美肌効果を目的とする場合は、浅煎りコーヒーを飲むと良いでしょう。
ドリップのものがオススメ
インスタントコーヒーよりも、ドリップしたコーヒーの方がクロロゲン酸が多く含まれています。手間はかかりますが、その分美容効果が期待できるでしょう。
コーヒーには美肌効果があった!まとめ
以上のように、コーヒーによる美肌効果はポリフェノールであるクロロゲン酸によるものが大きいです。ただし、刺激物であるカフェインも多量に含まれているため、飲み方には注意が必要です。美容のためにコーヒーを飲む方は、上記を参考にして飲み方や摂取量に注意しトライしてみましょう。