世界のコーヒーにTRY! アジア編〜インド・バラナシ〜
現在インドは経済成長のまっただ中。首都デリーを中心に、その発展は留まることを知らない。
しかし、国土の広いインドでは、まだまだ治安や生活水準に問題のある地域も多い。特に日本からの旅人は、その現状に衝撃を隠せないだろう。
だからこそ、もしもインドで安心してコーヒーを飲める場所があったら、とても有り難く思えるだろう。
インドはバラナシ、ここはヒンドゥー教の聖地として有名な場所であるため、旅人がしばしば訪れる。
とはいえ、外国人の数は、国際空港があるデリーやタージマハルがあるアグラに比べ、圧倒的に少ない。英語が通じる人さえ少なくなるため、よほど旅に慣れた人で無い限り、この町では不安な気持ちになる事があるだろう。
インドでは、観光客を騙すのもビジネスという文化があるため、何でもかんでもすぐに信じてしまうと痛い目を見ることがあるので、なるべく信頼できる情報をあてに行動するのが吉。
もしバラナシに行くなら、「SANDHYA GUEST HOUSE」がお勧めだ。
日本人が経営する数少ないゲストハウスで、10年以上もこの地に住む日本人女性とその家族が営むこの場所には、様々な国籍の旅人が集まる。
最上階はレストランになっていて、なんとお好み焼きや親子丼などの日本の料理も楽しめるから驚きだ!
5時半にガンジス川で朝日を眺め、お祈りの儀式を見学した。
神秘的という一言では表現できないその光景に見とれ、あっという間に8時前になった。
ゲストハウスに戻ると、既にレストランには多くの人が集まり、朝食を楽しんでいる。素晴らしく清々しい朝のひとときだ。
インドでは、場所だけでなく、食べ物が安全かどうかも心配だ。体調を壊したら、せっかくの旅も台無しになってしまう。
だからこうして、日本語が通じる店で安心安全なものを食べられるのは本当に有り難い。
朝食のメニューは色々とある。
あれこれ頼んでいると、それならセットの方がいいよと勧めてもらい、ブレックファーストセットを注文。
- コーンフレークorポリッジ
- マンゴージュース
- トースト二枚
- 好きな焼き方をオーダー出来る卵料理
- 紅茶orコーヒーorホットチョコレート
これで、140Rs(約230円)。豪華な朝食になりそうだ。
まずはシリアルとジュース、そしてミルクコーヒーが運ばれて来た。
大きなマグカップにたっぷりと注がれている。
正直、コーヒーの味はもうよくわからない。ただ、とてもほっとした気持ちになった。コーヒーがある時間の意味そのものだと思う。
それから、オムレツとジャムトーストがテーブルに並んだ。
大満足のセットだ!ボリューム満点で苦しいくらいなのだが、早く食べないと虫が寄ってくる!大きなお皿だけ片付けて、あとは室内の席に移動して食べることにしよう。
日本では当たり前に食べられるものがこの国では特別に感じる。
ここにはWi-Fiもあるし、充電器も借りられる。
また、この町のことは何でも教えてもらえるので、とても助かった。
女性が一人で歩いても安全な時間、バラナシ名物の朝日とお祈りの儀式を見学できるスポット、有名なガートなど、日本語で正しい情報を入手できる。
次の町への移動手段の一つである電車のチケットも、ここで代行して取ってもらう事ができるので便利(有料サービス)。
他にも色々とある。
インドでは公共交通機関が時間通りに動かないのも日常茶飯事なので、朝早くから夜遅くまで営業していることにもゲスト思いの配慮を感じる。
ここにいると、旅先に居場所ができたような気がする。
良い朝とコーヒーの時間が、旅する一日のはじまりをより素晴らしくしてくれることだろう。
SANDHYA GUEST HOUSE 店舗情報
住所:B3 / 304,Shivala,Varanasi,Uttar Pradesh, India
移動時間:Varanasi空港から車で40分
営業時間:月〜日7:00〜23:00
定休日:年中無休
wifi:あり
電源:あり
喫煙:全面喫煙可