コーヒーをもっと趣味に

H.I.S.旅と本と珈琲と

H.I.S.旅と本と珈琲と

コーヒー片手に、未だ見ぬ世界に思いを馳せる。

原宿、渋谷といった若者文化を象徴する街に隣接しつつ、どこか大人の落ち着きも持ち合わせている表参道。高級ブランドの路面店が立ち並んでいることも訪れる年齢層を引き上げている一因かもしれません。

表参道駅のA2出口を出てすぐ、Appleストアの脇にある「原二本通り」のゲートを抜け、奥へ進んでいくと今回目当てのお店が左手に見えてきます。

「H.I.S.旅と本と珈琲と」は2015年10月に、大手旅行代理店・株式会社エイチ・アイ・エスと、恵比寿駅と仙川駅に店舗を構えるスペシャルティコーヒー専門店・猿田彦珈琲とのコラボレーションによって誕生したコンセプトショップです。

H.I.S.旅と本と珈琲と_logo

1階のエントランスにある猿田彦珈琲を起点とし、地下中1階は各国の旅行本が揃ったブックショップ「旅に出る理由by H.I.S.」、地下1階には旅行代理店のH.I.S.があり、更に地下2階はリゾートウエディングの専門店が。対して地上中2階はビジネス・ファーストクラス専門店、2階は秘境旅行専門店という構成で、あらゆる確度で「旅」のニーズをサポートする姿勢が伺えます。

H.I.S.旅と本と珈琲と_floorguide

1階部分は道路に面した大きな窓から明るい日が注ぎ、気持ちの良い清潔感ある店内を演出しています。

H.I.S.旅と本と珈琲と_interior

入り口すぐ左手には、紙ボトルに入ったアイスコーヒー、縦長の瓶にラベルが付されたカフェオレのもとといったお土産にも適していそうなコーヒーグッズと、海外ツアーのパンフレットが並べられています。

H.I.S.旅と本と珈琲と_goods

1階入り口で買ったドリンクは店内の好きな場所で飲むことができるそうです。メニューはエスプレッソ系とドリップ系、ラテも豊富に取りそろえています。ドリップはシングルオリジンが3種類、ブレンドは恵比寿の猿田彦珈琲で提供されている、「猿田彦フレンチ」「恵比寿ブレンド」といった定番のものから、「旅の扉ブレンド」というこの店限定のメニューもあります。

H.I.S.旅と本と珈琲と_menu

折角なので限定メニューの旅の扉ブレンドを注文しました。鮮やかな赤いドリッパーで一杯ずつ丁寧に淹れていただきます。華やかなコーヒーの香りが辺りに漂います。

H.I.S.旅と本と珈琲と_dripped

1階部分はスタンディングで、地下中1階のブックスペースにテーブル、イス、ソファ席が設けられています。

白を基調とした女性的で明るい店内は、席の距離感もゆとりがあります。ブックスペースなので、おしゃべりをする人も少なく、表参道を練り歩いて疲れた足を休めるには良い空間です。

H.I.S.旅と本と珈琲と_interior

旅の扉ブレンド(アイス)は柑橘系の酸味をほのかに感じつつも、中深煎りでコーヒーの味をしっかりと味わうことができる一杯で、気分を落ち着かせたいときに適した味です。

H.I.S.旅と本と珈琲と_coffee

本棚は地域毎にブースが分かれています。ブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)氏が厳選した旅にまつわる書籍は、その数なんと1500冊。何度も足を運びながら未だ見たことのない世界への思いを膨らませ、旅に出る決心がついたら更に階段を下りてH.I.S.へGoです。

H.I.S.旅と本と珈琲と_books

H.I.S.旅と本と珈琲と Omotesando 店舗情報

住所: 東京都渋谷区神宮前4-3-3バルビゾン7番館

移動時間: 東京メトロ「表参道」駅 A2出口より徒歩約1分

営業時間: 11:00~19:00

定休日: なし

wifi: あり

電源: あり

喫煙: 不可

HP: http://www.his-j.com/branch/omotesando

 

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。