コーヒーをもっと趣味に

珈琲とチョコレート 蕪木(カブキ)

珈琲とチョコレート 蕪木(カブキ)

薫り高い珈琲とチョコレートのマリアージュを体感せよ

ダンデライオンチョコレートが蔵前に出来たのを皮切りに、クラフトチョコレートブームが起こっています。大手の菓子メーカーも従来のチョコレートより高級なチョコレートを出したりと、苛烈極めるチョコレート競争!とまでは行かないまでも兎に角ブーム来ています。

チョコレートと合わせたいのはやっぱりコーヒー、というわけで今回は上質なクラフトチョコレートと珈琲を提供している「珈琲とチョコレート 蕪木」さんをご紹介します。

オープンは2016年11月、鳥越と呼ばれる昭和の情緒が色濃く残るエリアにお店を構えています。電車だと浅草橋駅もしくは蔵前駅が最寄りになりますが、いずれの駅からも10分弱歩きます。

注意しないと見落としてしまう外観。下町の柔らかい空気に溶け込みつつ、入り口から独特のオーラを纏っています。
平日・休日共に時間帯に依っては満席になることもしばしばです。

整頓された食器やグラスに、大きな一枚板で出来た5席ほどカウンターテーブル、2人掛けのテーブルが2組といったコンパクトで洗練された空間。晴れた日にお店に入ると一瞬「暗っ!」と感じますが、時間が経つと暗順応してきます。

珈琲メニューはオリジナルブレンド3種類とストレート。オリザ、珀、羚羊といった特徴あるネーミング。それぞれ個性が異なるので好みを店主さんに伝えると、適したものを出していただけます。

こちらの珈琲はネルドリップで時間を掛けてゆっくりと抽出されます。一切の無駄を排した美しい所作に魅入られながら、珈琲が出来るのを待ちます。

ブレンドの「オリザ」は、カップに口を近づけると華やかな香りがふわっと広がります。口当たりは軽めですが、深煎りの珈琲の芳ばしさもしっかりと感じられます。
それぞれの珈琲に合ったチョコレートを別途チョイスして、マリアージュを愉しむのがお薦めです。

蕪木さんのもうひとつの看板となっているチョコレート。珈琲と合わせて固形のチョコレートを食べるのも勿論お薦めですが、ホットチョコレートは一度は飲んでおきたい絶品です。
珈琲と同じく、かもがや、果香、撫子といった個性あるネーミングが付されています。

私は3種類とも頂いたことはありますが、個人的に好きなのは「果香」。苺を彷彿される甘い酸味と丸みのある口当たり、普段食べている甘さを前面に推したチョコレートとは一線を画す、チョコレートの固定観念を良い意味で砕いてくれます。

辺りに漂う珈琲の香り、アンビエントなBGMと照明を落とした凛としつつもどこか安心感のある空間は、チョコレートのお店だけに「甘美」という表現がぴったり。

日常に溶け込む非日常を愉しめる、そんなお店です。

珈琲とチョコレート 蕪木(カブキ) 店舗情報

住所:東京都台東区鳥越1-15-7

移動時間:浅草橋駅、蔵前駅から徒歩10分

営業時間:13:00-20:00(L.O.19:30)

定休日:水曜日(他不定休有り)

wifi:なし

電源:なし

喫煙:禁煙

HP:http://kabukiyusuke.com/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。