コーヒーをもっと趣味に

【ジャカルタ】Café Batavia(カフェ・バタヴィア)

【ジャカルタ】Café Batavia(カフェ・バタヴィア)

ジャカルタで最も有名なカフェといえば、おそらくこの「カフェ・バタヴィア」です。ジャカルタなのにヨーロッパにいるような街並みで有名な、コタ地区にこのカフェはあります。

植民地時代そのままの洋風の館に、高級な料理やコーヒー。ジャカルタの屋台とは正反対ですが、その雰囲気に酔いしれてみませんか?

Café Bataviaへのアクセス

カフェ Batavia コタ

まずはジャカルタコタ(Jakarta Kota)を目指します。BRT・バス(トランスジャカルタ:Trans Jakarta)はKota行き、鉄道(ジャボデタベック:Jabodetabek)はJakarta Kota行きで、どちらも終点で降ります。

そしてコタ地区の中心部へ歩いていくと、ジャカルタとは思えない洋館に囲まれた西洋的な広場に出ます。そこにあるのが「Café Batavia」です。

コタ地区とカフェ・バタヴィア

カフェ Batavia 外観

コタ地区はジャカルタの中心部の一角をなしています。ここはオランダ植民地時代のバタヴィア市の中心街で、旧政庁や洋風の館が数多く並んでいます。いわば旧市街といったところです。

何とこのCafé Batavia、以前はオランダ東インド会社の建物だったのです。それをオーストラリア人が買収し、1993年にカフェとして開業したのです。建物の古さと知名度から老舗カフェと思いきや、意外とカフェとしての歴史は浅いのです。

ジャカルタにある、オランダのカフェ

カフェ Batavia 待合室

店内に入るとまず、待合スペースがあります。混雑時はここで座席が用意されるまでここで待ちます。そしていざ用意が出来たらカフェの中へご案内です。

一階席 &カウンター席:大人の愉しみ

カフェ Batavia 一階席

まずはこちらが一階席です。喫煙者は基本的にここに案内されます。このフロアは、いかにも渋い大人の娯楽場という雰囲気を出しているところが特徴的です。テーブルなど重厚感のある内装で、中ではライブ演奏が行われています。

カフェ Batavia カウンター

また一階・二階ともにカウンター席があり、ここでは見知らぬ人と同席することがあり、互いの旅路の会話で一興なんていう楽しみもあります。

大人の楽しいカフェバーを楽しみたい方は、一階席やカウンター席がオススメです。

二階(テーブル席):静かな癒しの間

カフェ Batavia 二階席

二階のテーブル席は、他とうってかわってシックで静かなカフェといった雰囲気です。最大の特徴は、大きな窓のある開放的な空間でしょう。ヨーロッパにアジアンテイストを足したような雰囲気で、高級パーラーに近い印象を受けます。

カフェ Batavia 窓席 1

特にこのフロアのオススメは、窓に面した席です。窓からは旧バタヴィア市庁舎や広場など、素晴らしい光景を見ながらカフェタイムを堪能できます。

静かにカフェ気分に浸りたい方は、二階席を希望してみると良いかもしれません。ただし、禁煙です。

カフェもランチもディナーも

ここはカフェですが、ランチやディナーなど種類は豊富です。実際に正午前後に行くとランチ客がほとんどで、夜行くとディナーや一回のバーで楽しんでいる方が多く見られます。

一流レストランというのも魅力的ですが、ここは“Coffeemecca”ですから今回は一流カフェのレビューを、ということで(笑)

豊富なカフェメニュー

インドネシアのコーヒーを網羅

カフェ Batavia メニュー

カフェと冠するだけあって、コーヒーの種類は実に豊富です。マンデリンやトラジャだけでなく、カリマンタンやパプアなどインドネシア国内各地のコーヒー豆を10種類ほど取り扱っています。そして何と、かの有名なコピ・ルアクもメニューにあります。

コーヒーカクテルが豊富

カフェ Batavia コーヒー

さらにCafé Bataviaは、バーを併設していることもあって、コーヒーカクテルの種類が豊富です。そして私がオススメしたいのが、画像のコーヒー「Batavia Coffee」です。

これはCafé Batavia特製のコーヒーカクテルで、見た目はアイリッシュコーヒーやアインシュペナーの進化版のようです。アイリッシュコーヒーほどアルコールは強くないのですが、少し癖のあるところがコーヒーと相性が絶妙に良いです。

ちなみにウェイターいはく、レシピは秘密なのだそうで(笑)

デザートも豊富

カフェ Batavia デザート

もちろんデザートも豊富です。王道のティラミスやアップルパイから、バナナやジャックフルーツを使ったインドネシアのお菓子、また宗主国であったオランダのお菓子もあります。

写真のお菓子はポッフェルチェ(Poffertjes)というオランダのお菓子です。小さなパンケーキのようなお菓子で美味しいですよ。

価格は先進国並み

Café Bataviaへ行く際に、ぜひ気を付けていただきたい点が一つあります。それは、価格設定が、先進国価格(コーヒー1杯:\500~)ということです。コーヒーカクテルに至っては、一杯1,000円以上します。もちろんカードも使えますが、現金を持っておくべきです。

また、ランチやディナーで行かれる際は、一人数1,000円は掛かることを念頭に置いておくべきでしょう。

ジャカルタでヨーロッパ気分

カフェ Batavia 写真

Café Bataviaは、立地している場所であったりカフェの内装であったり、ジャカルタなのにヨーロッパにいるような気分に浸ることができます。

ジャカルタらしくない価格設定で、店に入るのを少しためらってしまいますが、ジャカルタに来たのであれば一度行ってみる価値はあります。ジャカルタの屋台飯に飽きてきたな……という時に行かれてみてはいかがでしょうか?

Café Batavia 店舗情報

  • 住所:Jalan Pintu Besar Utara No.14 Jakarta Kota Jakarta Barat, DKI Jakarta 11230, Indonesia
  • 最寄駅:Jakarta Kota(ジャボタベック・トランスジャカルタ)
  • 月~木:8:00~24:00
    金  :8:00~25:00
    土  :7:00~25:00
    日・祝:7:00~24:00
  • Wifi:あり
  • 喫煙:分煙
  • 英語:問題なく意思疎通が可能
  • カード決済:国際カード全般可
  • Webサイト(英語):cafebatavia.com

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。