世界の一流コーヒーを体感
「自家焙煎」というと、髭を蓄えた気むずかしそうな中年のマスターが薄明かりの中で手動の焙煎機をぐるぐると回しているイメージが何となく浮かびます。今でもそう言った光景を目にすることも勿論あるかも知れませんが、最近は「ロースター」という言葉が徐々に市民権を得てきています。ロースターとは自家焙煎したコーヒー豆を販売、卸売りしている人達を指します。
武蔵小山にあるAMAMERIA ESPRESSOも都内の有名ロースターのひとつ。こちらの豆を使っているカフェやレストランも目にする機会が多くあります。そんなAMAMERIA ESPRESSOが新たにロースターをオープンしました。その名も「AMAMERIA COFFEE ROASTER」。2017年1月21日にグランドオープンしたので早速にお邪魔してきました。
場所は目黒区の碑文谷。学芸大学前駅、武蔵小山駅からいずれも徒歩15分とのことでしたので、目黒駅からバスに乗りました。乗車時間は10分ほどで最寄りのバス停を降りて1分ほど歩くと到着。辺りは小学校・住宅街が立ち並ぶ長閑な雰囲気です。
こちらのお店はカフェとしてではなく、コーヒー豆の販売とテイスティングを主としていることからドリンクはテイクアウト若しくはスタンディングのカウンターテーブルで頂くスタイル、座席は設けていません。
カウンターから奥を除くと大きな焙煎機が見えます。武蔵小山の焙煎機が2kgに対して、こちらは15kgほど焙煎できるとのことです。
メニューはさすがの豊富なラインナップ。エスプレッソ系、ドリップ共に充実しています。また、武蔵小山と同じくプラス100円で牛乳をアーモンドミルクに変更できます。
注文カウンターの手前に並べられたコーヒー豆達は世界のコーヒー流通量の上位5%に満たない一級品。テイスティングの解説を読みながら香りの違いを楽しむこともできます。この日は13種類ありましたが、それぞれに個性があり違いもはっきりしていて面白いです。
自宅でコーヒーを飲みたいけど抽出器具がない、と言う方には「ダンク式コーヒーバッグ」がお薦めです。オリジナルブレンドの「NOIR」と「MARRON」をティーバッグのようにお湯を注ぐだけで簡単に淹れることができます。バッグは非常に触り心地の良い布で、ネルドリップのような感じです。
この日はグランドオープン記念で、パナマエスメラルダ農園のプライベートコレクションゲイシャを390円で頂けるとのことで、こちらをシングルエスプレッソで頂きました。圧搾した柑橘を彷彿させる明るい酸味に始まり、華やかな香りの余韻が続きます。
ファクトリー然とした内装ながらもアンティーク調のダウンライトやスポットライトが優しい雰囲気を演出していて長閑な街の景観とも程よく溶け込んでいます。若干駅から遠いのですが、本物のコーヒーを体感できますので、晴れた日に散歩がてら足を運んでみるのも良いかも知れません。
AMAMERIA COFFEE ROASTER 店舗情報
住所: 東京都目黒区碑文谷1-13-18
移動時間: 電車:東急東横線学芸大学駅から徒歩15分、東急目黒線西小山駅から徒歩15分
バス:JR目黒駅前からバス黒01系統・大岡山小学校前行きに乗車約10分 区立7中前にて降車徒歩1分
営業時間: 11:00~19:00
定休日: 木・金
wifi: 不明
電源: なし
喫煙: 不可