「スペシャルティ・コーヒー＝グアテマラ」というくらい、グアテマラのコーヒー豆は高品質で知られています。そしてハウハは、グアテマラの中でも高品質コーヒーの筆頭であるアンティグア地域です。

「グアテマラ・ハウハ」はこんなときにオススメ

• 飲みやすいコーヒーが欲しいとき
• 大人の洗練された時間を過ごしたいとき
• 明瞭な味と柔らかさを両方味わいたいとき

高品質を競うアンティグア地域

アンティグアのコーヒーの最大の特徴は地域名がブランドとなるほど、コーヒーの高品質化に尽力してきた点です。

現在の多くの地域では、農園や栽培品種の単位でコーヒー豆が流通しています。しかしアンティグア地域は、同じ農園の同じコーヒー豆でも標高ごとに扱うなど、高品質コーヒーの追及のトップを走り続けているのです。

ハウハ農園もまた追及している

今回購入させていただいた「カフェ・デザール ピコ」さんは、実際にハウハ農園に出向いたようで、詳細なレポートを書かれています。

レポートによると、設備やカッピングルームの増強、さらには焙煎器やエスプレッソマシーンを設置して消費者視点に立つなど、かなりこだわっているようです。

爽やかで透明な香り

フレグランス（豆の香り）もアロマ（コーヒーの香り）も共通して言えることがあります。それはイルガチェフェに似た爽やかさを持っています。しかしイルガチェフェと違い、華やかに広がらずスッキリ通り抜けていくということです。

そのため香りが鼻に長く残ることはなく、透明感を感じることができます。

ペーパードリップ：ハッキリ＆柔らかさ

爽やかでジューシーな酸味と、柔らかい甘みが感じられます。

酸味そのものはハッキリですが甘みによって包み込まれ、また余韻はスッキリとしています。くっきりとした輪郭ですが、柔らかく飲みやすい印象です。

全体的には明るく明瞭な酸味と柔らかさを併せもつコーヒーといったところです。

抽出方法の一例（コーノ式名門ドリッパー）

• 豆の分量：25g（二人分、250ml）
• 挽き具合：中細挽き
• 抽出温度：80℃
• ポイント

温度が高いと輪郭からはみ出して強すぎる酸味になって、バランスが崩れて飲みづらくなるかもしれません。ほどほどの温度で抽出すると良いでしょう。

フレンチプレス：スッキリ・まろやか

甘みを含みつつも爽やかな酸味を感じられますが、ペーパードリップのようなジューシーさは弱く、スッキリしています。

甘めのネクタリンを想像していただけると良いかもしれません。

抽出方法の一例

• 豆の分量：18g（300ml）
• 挽き具合：粗挽き
• 抽出時間：4分00秒
• ポイント
  短めの時間で抽出するとスッキリさと甘みが感じられました。そして時間を少し長めにすると、酸味が強めになりネクタリンに近く感じられました。

洗練された大人の時間を楽しむコーヒー

くっきりした輪郭で爽やかな酸味による洗練さと、甘みによる優しさは、大人がゆっくり楽しむ時間ともいうべき雰囲気を醸し出してくれます。ティールームでゆっくり紅茶を楽しむ感覚で飲めてしまいます。

昼の一休みに一杯あると嬉しいコーヒーです。

クリアで爽やかな「グアテマラ・ハウハ」まとめ

全体像

• 柔らかさ、爽やかさ、明瞭なため飲みやすい
• 明瞭な酸味と甘みが感じられる
• アフターテイストはスッキリでしつこさがない。

個人的感想

ついつい飲んでしまって胃が重くなってしまうくらい、飲みやすいコーヒーでした。クリア・爽やか・明瞭という飲みやすい要素が揃っていて、とても面白いコーヒーだなという印象を受けました。

ふとした時に、飲みたくなる一杯です。

豆の情報

• 名称：グアテマラ・ハウハ農園
• 産地：グアテマラ・アンティグア
• 焙煎：中煎り
• 精製方法：ウォッシュト
• 購入店：カフェ・デザール ピコ
• 購入店URL：http://cafe-pico.com/