コーヒーにはダイエットや美肌効果があることをご存知でしょうか。ポリフェノールがシミを防いだり、抗酸化作用で体の内部から肌質を整えたりと、嬉しい効果がたくさんあります。
しかし、コーヒーは逆にニキビや肌荒れの原因になることもあります。コーヒーとニキビや肌荒れの関係について解説します。
コーヒーと肌荒れの関係について
コーヒーに含まれているカフェインの働きが、ニキビや肌荒れの原因になると考えられています。
利尿作用
カフェインには、利尿作用があります。その利尿作用により、ビタミンやミネラルが排出され、肌のターンオーバーを正常化させたり、体内の毒素に対抗する力が減少します。それが原因で、ニキビや肌荒れを引き起こす可能性が上がります。
胃液分泌の促進
コーヒーを大量に摂取すると、それに伴い胃液の分泌も促進されます。そのため、胃や腸の調子が悪くなり、便秘や下痢を引き起こします。便秘になれば体内に老廃物が溜まりやすくなります。また、下痢になれば必要な水分や栄養分までが流れ出てしまいます。その結果、肌にも影響がでて、ニキビや肌荒れの原因となります。
交感神経への刺激
コーヒーには交感神経を刺激する働きがあります。交感神経を刺激することで自律神経が乱れ、ホルモンのバランスが崩れます。このことにより皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビや肌荒れの原因になります。
カフェインの影響以外にも、コーヒーに牛乳や砂糖を入れて飲む方は注意が必要です。砂糖はお肌の免疫力を低下させる作用があります。また牛乳も摂取しすぎるとニキビや肌荒れの原因になります。
コーヒーと肌荒れの関係まとめ
1日のカフェインの摂取量は色々な説がありますが、成人で300mg/日が理想です。コーヒーは1日に1~2杯程度であれば、利尿作用が健康への悪影響を及ぼすことはないとされています。適量であれば、ダイエットや美肌に良いとされる効果を発揮してくれます。様々な面で効果的とはいえ、飲みすぎないことが大切です。その日の体調に合わせ、適量を摂取するようにしましょう。