季節に関係なく私達を悩ませる冷え性。普段からあたたかいものを飲むようにするなど気をつけている方も多いのではないでしょうか。冷え性とコーヒーに含まれるカフェインの関係性、冷え性改善につながる飲み方について見ていきましょう。
冷え性について
冷え性とは、手や足、腰などがいつも冷たく感じる症状や体質。女性に多いといわれています。主な症状は冷えですが、お風呂に入っても手足がすぐに冷えてしまったり、夜、手足が冷えて眠れないなど、季節に関係なく症状が出る場合が多いようです。
冷え性の症状と原因
冷え性になると、水分代謝や血流が滞りむくみ・頭痛・肩こりなどが起こるといわれています。原因として考えられているのは、基礎代謝の低下です。運動不足や加齢などにより筋肉量が減ることで、代謝が下がり、体温が下がり、血行不良から冷えやすい体質になります。
また、ストレスによる自律神経の乱れからくる症状もあり、血行不良の状態に陥ることで冷えを感じることもあるそうです。
カフェインと冷え性の関係
カフェインが冷えにつながるといわれている理由は、カフェインの利尿作用によるものです。人間は体内の水分を排出するたびに体温が下がる仕組みのため、カフェインの摂り過ぎが冷えにつながる可能性があるとのこと。
しかし、身体に留めている余分な水分のせいで冷えを引き起こすケースもあるため、カフェインの利尿作用が一概に悪いとはいえません。むくみがある場合など、適度にカフェインを摂って、不要な水分を排出することも冷えの改善に効果的だとも言われています。
カフェインは冷えの改善に効果的?
カフェインには毛細血管を拡張して血行を促進する働きや脂肪燃焼作用があり、コーヒーなどのカフェイン飲料を1日1~2杯程度摂ることは、冷えの改善に役立つといわれています。カフェイン飲料は摂り過ぎず、適度な量を守って飲むことが大事なのです。
冷え性改善のコツはコーヒーの飲み方にもあり?
冷え性を改善するには、身体の血流の流れを良くすることが一番です。つまり、適度な運動をすることから始めると良いとのこと。運動により血流が改善され、筋肉がつくことで新陳代謝のアップが期待できます。その上で、カフェインの摂取量を調整することも重要となってきます。
また、なるべく冷たい食べ物や飲み物を避け、カフェインの摂取量を守り、摂り過ぎに注意しましょう。寝る8時間前までに摂ると、カフェインの作用が身体に残らないのでおすすめです。
デカフェ飲料でカフェインをコントロール
冷え性に困ってはいるけど、コーヒーはやめられない・・・。仕事や勉強のお供や休憩中に無意識に飲んでしまうことの多いコーヒー。1日1〜2杯なんて調整をするのはちょっと厳しい、そんな方は多いかと思います。そこで登場するのがカフェインレス飲料であるデカフェです。
利尿作用のあるカフェインを控えることで、体温の低下を抑えることができると言われています。1日にコーヒーを多量に飲んでしまう方は、デカフェ飲料に切り替えてみると、冷え性改善のきっかけになるかもしれませんね。
デカフェの効果(冷え性)と飲み方のススメまとめ
冷え性に直接的な影響を及ぼさないものの、カフェインもつ利尿作用によって冷え性の悪化にも改善にもつながります。カフェインの摂り過ぎは体温の低下につながり「冷え性にはよくない」とされていますが、冷えの原因である体内の余分な水分を排出する作用もあるので、一概に悪いとも言い切れません。
カフェインには、血行を促進する働きや脂肪燃焼作用があるため、カフェイン飲料を1日1~2杯程度摂ることは、冷えの改善に役立つといわれています。
普段からコーヒーなどをたくさん飲まれる方は、“午後からデカフェに切り替える”などカフェイン摂取量をコントロールすることが大切です。適度な運動と適量のカフェイン飲料を効果的に取り入れて、冷え知らずの体質を目指しましょう。