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コーヒーに含まれるポリフェノール・クロロゲン酸とは

コーヒーに含まれるポリフェノール・クロロゲン酸とは

コーヒーには、ポリフェノールが豊富に含まれています。その量はカフェインよりも多く、コーヒーの褐色や苦味、香りのもととなっています。コーヒーの飲用が、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であるという研究成果が相次いで報告されています。クロロゲン酸などが持つ抗酸化作用が寄与しているのではないかと、注目を集めています。

ポリフェノール・クロロゲン酸とは

ポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質です。分子内に複数のフェノール性-OH基を持っています。赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、ココアのカカオポリフェノールなどは皆ポリフェノールの仲間です。その他に野菜や果物にも多く含まれ、その数は5000種類以上あるといわれています。

コーヒーの生豆にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。

コーヒーのポリフェノール含有量

コーヒー1杯(約140cc)には約280mgのポリフェノールが含まれています。これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍に相当します。

ポリフェノールの効果

2型糖尿病や肝疾患(肝がん、肝硬変)の発症リスクがコーヒーの摂取により低減されるとの発表が話題となっています。その効果の源として多量に含まれるコーヒーポリフェノールが注目を集めています。

ポリフェノールは活性酸素による酸化を防いでくれます。代表的な効果は抗酸化作用で、コーヒーのポリフェノールにも強い抗酸化作用があります。活性酸素は主に体内で作られる不安定な酸素のことです。過剰の活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、がんの一因にもなるといわれています。血液中では脂質と反応し、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の引き金にもなります。

ポリフェノールは多くの食品に含まれています。高い抗酸化力だけでなく毎日摂取しやすいというメリットがあります。最近ではサプリメントや特定保健用食品などにも多く利用されています。改善したい症状に効くポリフェノールを選ぶことができ、よりそのパワーを実感しやすいようになっています。

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coffeemecca編集部

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