コスタリカのコーヒー豆は高品質として知られています。コスタリカでは、国家的な取り組みとして“環境”に重きを置いたコーヒー豆の生産を奨励しているため、美味しいコーヒー豆が多い国なのです。
今回はコスタリカの「ラスラハス農園」の豆を紹介します。
高品質で甘いのコスタリカの農園
コスタリカにあるラスラハス農園は、2008年COE(カップ・オブ・エクセレンス)で入賞したこともある実力派のコーヒー農園です。ラスラハス農園のコーヒーは、酸味のある淡い飲み口と、なんといっても甘さが特徴的なコスタリカらしいコーヒーです。
購入時に注意したい点として、エルサルバドルにも同名のラスラハス農園が存在することです。購入するときは必ず国名をチェックしてください!
コスタリカ・ラスラハス 今回の飲み方
焙煎度合:中煎り(ミディアムロースト程度)
ペーパードリップ
- 使用器具:コーノ式名門ドリッパー
- 豆の分量:35g(二人分)
※浅めの焙煎なので少し豆を多めにした方が良いかもしれません - 挽き具合:中細挽き
- 抽出温度:85℃
フレンチプレス
- 豆の分量:18g
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:3分45秒
マスカットやピーチのような淡さと甘み
このコーヒーの特徴は、マスカットのような淡さにあります。ペーパードリップで抽出したにもかかわらず、フレンチプレスのような淡さに驚きを隠せません。
では、フレンチプレスだとどうでしょうか。フレンチプレスで抽出すると「まるでダージリン!」というような淡さと華やかさが感じられます。コーヒーらしい苦みはほとんど感じられず、コーヒーが苦手な方でも飲みやすく仕上がります。
ピーチのように甘いアロマ
コスタリカ・ラスラハス農園産のコーヒー豆のアロマは、ピーチのようなトロピカルで甘さを感じさせてくれる香りです。まるで、ハチミツや完熟したフルーツがブレンドされているんじゃないかと思ってしまうほど。
マスカットのような淡口と甘さ、シルキーなコクと酸味
コスタリカ・ラスラハス農園 最大の特徴であるマスカットのような淡い飲み口は、軽く、フワッと口の中を包む甘みを感じることができます。そのため、あっさりとした上品な感覚を堪能させてくれます。
また、苦みは弱めで、チョコレートにも似たシルクのような滑らかなコクと、同じくシルクのような柔らかみのある酸味のバランスを持っています。淡い口当たりと調和し、甘さをより引き立ててくれます。
アイスティーのようなアイスコーヒー
ラスラハス農園のコーヒー豆ですが、今回は中煎りでいただきました。アイスコーヒーといえば、深煎りの濃いコーヒーというイメージがありますが、一度この中煎りでアイスコーヒーを飲んでみてください。
マスカットとも表現できるラスラハス農園のコーヒー豆。中煎りにした豆で作るアイスコーヒーはどんな味なのか。それは、コーヒーらしい苦みとコクはなく、どちらかというとアイスティーに近い味わいです!
夏場にぜひとも飲んでいただきたい爽やかさを持っており、アイスコーヒーの概念が覆されてしまうかもしれません(笑)
アイスコーヒーのレシピ
- 抽出方法:ハリオV60ドリッパー
- 豆の分量:35g(一人分)
- 冷却方法:シェーカーに氷とコーヒーを入れて急冷
淡い、甘いマスカット「コスタリカ・ラスラハス農園」まとめ
コスタリカ・ラスラハス農園のコーヒーは、暑い夏場でもホットで飲めてしまうほどのコーヒーです。マスカットのような甘みの含んだ淡い味は、リフレッシュしたいときにオススメの一杯です。
また、周りにコーヒーが苦手という方がいるようなら、このコーヒーをお勧めしてみると良いかもしれません。「コーヒー=苦い」の概念を覆し、きっと飲んでもらうことができるでしょう。
豆の情報
- 名称:ラスラハス農園(コスタリカ)
- 産出国:コスタリカ
- オススメの飲み方
ペーパードリップ(マスカットらしさが感じられる)
フレンチプレス(紅茶に限りなく近い味) - 購入店:カフェ・メルカード
- 購入店URL:http://www.ufs.co.jp/brand/cmc/