今っぽい!本格コーヒーおしゃれカフェ。
都内からJR総武線に揺られて約30分、津田沼駅前は大型ショッピング施設の多いエリアとして知られているが、駅から少し離れると静かな通りがいくつもあり、穏やかな街の雰囲気を感じられる。
駅を降りて目の前にある千葉工業大学津田沼キャンパスをぐるりとまわり込んだところに、ここ数年の流行を詰め込んだ様なカフェがある。
店舗の壁面には、店の名前をモチーフにしたアートが描かれている。
店全体がナチュラルな印象で、大きなテーブル、シンプルなデザインのインテリアやグラフィック、壁に掛けられたチョークアートや手書きのボード、グリーンで溢れたファサードなど、万人受けするスタイリッシュな空間だ。
ワークショップが開催できそうな、大きなカウンターをメインに、木材を基調とした落ち着いた色合いの店内は、若い年代を中心に賑わっている。
小さな子どもと一緒に来店する人もいて、ファミリー層にも指示されている様だ。
外のメニュー看板にもキッズドリンクのラインナップが書かれており、子ども連れでも入りやすい工夫をしている。都内のコーヒースタンドとは違って、この街に合わせたアイディアが感じられる。
様々なタイプの席があるので、一人でも複数名でも利用しやすい。また、コンセントもあるので、カフェでパソコン作業をする利用者には嬉しい。
都内には電源カフェも多いが、ローカルな地方になるほどこういったサービスを行う店は少なくなるので、特に学生が多いこの立地では重宝されている様だった。
本日のコーヒー2種類の中から、「エルサルバドル・ナショナルウィナー・ステラ」という豆をチョイス。(出産国がエルサルバドル、ルス・ステラ農園で育てられた豆、という意味だそう)
滑らかな舌触りと柔らかな甘さが特徴との事で、記載通りまろやかな甘さがある。
すっきりした味のコーヒーが楽しめるという評判通り、たっぷりのマグカップでもさらりと飲める味だ。
近年、コーヒーショップの出店が増えて、コーヒーに関する様々なブームが起こったが、この店はスペシャルティコーヒーのみを使用し、高品質な豆をバリスタが丁寧に淹れることにこだわりを持っているそう。
確かに、コーヒー一杯の注文に対し5〜10分程度と、提供するまでにかかる時間が長い。それだけ、一杯一杯に、一人一人のお客様にに対して真摯に向き合っているということなのだろう。
スペシャルティコーヒーという言葉を時々耳にするが、どういう意味かご存じだろうか?
これは、SCAA(アメリカスペシャリティコーヒー協会)が誕生させた概念で、コーヒー豆の栽培、収穫、選別、生産処理などの管理を徹底して行うことで、際立った風味特性を持ち、素晴らしく美味しいとされるコーヒーのことを指す。
目の前のコーヒーの背景を知ることで、より一層この一杯が美味しくなりそうだ。
BROWN SOUND COFFEE 店舗情報
住所:千葉県習志野市津田沼2-8-11
移動時間:JR総武線京成津田沼駅徒歩5分
営業時間:9:00〜19:00
定休日:月曜、第1・3木曜
wifi:なし
電源:利用可
喫煙:禁煙